お得なのに「家族カード」が敬遠される理由とは?

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以上のように家族カードはメリット満載。ぜひ持ちたいと思いませんでしたか? では、非常に魅力があるにもかかわらず、家族カードを敬遠する人が少なくないというその理由を聞きましょう。

 

「家族会員のカード利用は本会員のものにまとめられ、利用明細はひとつです。となると、本会員に見られたくないカード利用があったとしても、わかってしまう。それを嫌う人が意外と多いんですよ」

 

夫も妻も、相手に知られずにカードを利用したい思いがあるため、家族カードを選択しないというわけです。プライバシーを保てないのはマイナス面。また、カード利用可能枠は本会員と家族会員で共有となるのも弱点です。例えば、本会員のカード利用可能枠50万円を本会員が30万円使っていたら、家族会員は残りの20万円分しか利用できません。そういったデメリットも理解したうえで、どうするか。

 

「我が家は家族カードを選択しました。妻に家族カードを持たせています。すごくお得で便利だと言っていますよ」

 

 

後悔しない「家族カード」の選び方

 

 

全クレジットカードが家族カードを選択できるわけではありません。中には作れないものもありますが、それでも選択の幅は広いと言えます。どのような基準で家族カードを選べばいいのでしょうか?

 

「ダブルインカムで収入がそこそこある世帯はひとつ上のカード、プラチナカードを本会員として家族カードを持つことをおススメします」

 

プラチナカードといえば、年会費は安くても数万円。コンシェルジュサービスをはじめ、ポイントの優遇やレストランの優待、プライオリティパスなど極上の付帯サービスがつき、旅行保険の補償額も高額です。

 

「家族カードならそんなプラチナカードを年会費無料で持てるチャンスがある。充実の付帯サービス、高額補償保険を“タダ”で手にできるわけです」

 

プラチナカードの本会員は年会費がかかるため、最近増えている年会費2万円台のリーズナブルなものを選択。加えて家族カードの年会費無料というのが第一条件。

 

第二条件はポイント還元率1%を挙げます。 「1%あれば本会員、家族会員で協力し、ポイントをどんどん貯めていけます。プラチナカードならポイント優遇を受けられるので、さらに加速してポイントを貯められるでしょう」

 

第三条件はカードを利用する場所や目的に関係なく、ポイントを貯められること。 「●●のネットショップで買い物しなければポイントがつかない、といったカードは使い勝手が悪い。カードを使う目的や場所がハッキリしている場合を除き、何に使っても、どこで使っても1%のポイントを還元するものがベストですね」