Stocardは実際に店舗で使えないこともあるので注意


登録できるポイントカードの店舗の種類はStocardのほうが多く、スマホサイフはまだまだ少ない印象です。Stocardは100以上の店舗が出ているのに対し、スマホサイフは23店舗。

 

ここまで聞くと、圧倒的にStocardのほうが便利な気がしますが、実はそうでもないんです。なぜなら、店舗によってはデジタルの会員証を受け付けていないことがあるから。

 

Stocardは各店舗が公式に提供しているものではなく、あくまでも「会員情報をスマホ上で確認できるようにすること」に特化した非公式のアプリ。店舗によっては、ポイントカードをカードリーダーに通す必要があるため、スマホの画面に表示されたバーコードではダメだと言われる可能性があります。筆者も最近はPontaカードを持ち歩いておらず、ローソン以外の場所でポイントが貯められずに困ったことがありました。

 

▲どの店舗もバーコードが表示されるが、これを読み取ってもらえるかどうかは店舗次第。

 

Stocardを使う場合、最初は物理カードも持ったうえで、店頭で確認するのが一番。もし使えることが確認できたら、そのカードは持ち歩かなくてOKです。

 

その点、スマホサイフは出ている店舗すべてで必ず利用できます。スマホ上でスタンプを貯められるなどの機能もあり、頻繁に利用する店舗が複数あるならスマホにダウンロードしておくのがおすすめ!

 

▲日比谷花壇のポイントカードは、この画面を見せると利用金額に応じてスタンプを押してもらえる(写真=左)

Tカードの場合はバーコードが表示される。使える提携先の検索も可能(写真=右)

公式アプリとまとめアプリを併用しよう


今回紹介したポイントカードのまとめアプリは上手に使えば財布のスリム化が成功しますが、一番安全なのは、公式アプリと併用すること。公式アプリがないお店はStocardやスマホサイフを、公式アプリがあるところは本家のものを使うのが一番です。

 

▲筆者はスマホサイフとよく使う公式アプリを「ショッピング」というフォルダにまとめている

こうしておくと一覧性が高まるので便利

 

いちいちアプリをダウンロードしてログインするのは多少面倒ではありますが、登録さえ終えれば2回目以降の再ログインは不要。スキマ時間を活用して、ポイントカードのデジタル化を図りましょう。

 

文/今西絢美