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日本人の貯蓄率が悲惨な数字に!? 世界との比較でわかる日本の“お金事情”

マネー

2019.02.15

20190207tyokin01“貯金好き”というイメージのある日本人。しかし現在は、ほとんどの人が収入を貯蓄に回せていないよう。その背景には、どんな原因が隠されているのでしょうか。今回は私たちの生活に関わってくる“貯蓄率”や、税金の“国民負担率”についてご紹介します。

 

日本の“貯蓄率”はマイナス!?


1月26日に放送された『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)では、貯蓄から見る日本の“お金”事情を特集。世界と比較することで、意外な真実が明らかになりました。

 

まずは“貯蓄率”から見ていきましょう。貯蓄率とは、使わず手元に残るお金のこと。例えば手取り収入が20万円だった場合、残った金額が2万円なら「貯蓄率10%」となります。37カ国の貯蓄率を比べてみると、1位は中国の37.99%。実に所得の4割近くを貯蓄している計算ですが、この背景には「将来への不安が大きいから」といった原因が。

 

要するに貯蓄率が高くても、決して豊かな証拠とは言えません。池上彰さんは、「国が面倒を見てくれないから、仕方なしに貯蓄しているというところもある」と明かしていました。

 

一方で日本は、貯蓄率-0.35%という悲惨な数字で29位にランクイン。かつて日本は貯蓄率23%超えを誇っていた時代もありましたが、今では赤字状態になっているようです。

 

貯蓄率のマイナスは高齢化が原因!


そもそも、貯蓄をする一番の理由は将来のため。仕事をしなくなった老後の生活費として必要だからですよね。つまり日本の貯蓄率がマイナスになっているのは、貯蓄を切り崩して生活する高齢者が増えてきた現状を物語っていたのです。

 

ここで「これまで貯めた総額」についても見てみましょう。すると日本は、1054万円で4位にランクイン。総額で考えると、日本は十分お金持ちだと言えるのかもしれません。とはいえ最近は、収入も上がらず出費ばかりが増えているような気がします。事実、今年は消費税が10%に引き上げられるといったニュースも。

 

税金の他にも年金や医療保険など、国に支払うものは多いですよね。それらを全て含めた金額が収入の何割になるのか計算すると、日本の“国民負担率”は42.6%。たとえどれだけ稼いだとしても、半分近い金額が税金などで引かれてしまいます。

 

しかし世界の国民負担率を調べると、日本は34カ国中28位。1位に輝いたルクセンブルクの87.20%と比べ、いかに低い数字なのかがよく分かります。

 

番組を見ていた視聴者からは、「日本は結構バランスが取れてるのかもね。良いところも悪いところもある」「他の国と比べれば、日本はかなり優秀だと思う。国内では様々な問題があるけども…」「どの国も色々な事情を抱えている訳だ。もしかしたら他の国と比べて日本の文句を言うのは違うのかもしれないな」と反響の声が相次いでいました。

 

増税に伴う国の対策案を要チェック!


いよいよ今年の10月からは、消費税が10%に引き上げられそうです。昨年行われた閣議でも「リーマン・ショック級の経済危機が起こらない限り、消費増税を実施する」という明確な意志が示され、国も実現に向けて動き出しました。

 

しかし前回の増税直後を振り返ると、景気の落ち込みが顕著に表れていましたよね。そこで今回は経済の影響を抑えるため、あらゆる政策を総動員することも表明。飲食料品を8%に据え置く軽減税率の導入や、自動車保有にかかる税負担の軽減などが検討されています。

 

増税が実施される前には、政府の打ち出す対策案も把握しておきたいところ。上手にやり繰りすれば、貯蓄に回せる資金も確保できるかもしれませんね。

 

文/牧野聡子

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