2019.03.05
投資信託を始める場合、自分だけで理解しようと思っても疑問点などもありますよね。
そういった場合、誰かに相談したいと思うこともあるでしょう。投資信託は証券会社や銀行等で販売されているのですが、そこで相談すると自社の利益を優先することも考えられますよね。そういった場合、誰に相談すればよいのでしょうか。
■投資信託の相談を販売会社に相談するのはあり?
投資信託は金融商品であるため、証券会社や銀行で購入することになります。以前が証券会社のみで扱っていたのですが、銀行などでも扱うようになっています。
ですから、相談するとなると、証券会社や銀行にと考えますよね。
もちろん、きちんと相談に乗ってくれるのですが、それが最適なのでしょうか。
投資家は投資家の利益になることを考えて相談するのですが、証券会社や銀行といった投資信託を販売している販売会社にとっての利益が投資家の利益と一致するわけではありません。自分の求めている回答が得られるかどうかは疑問となります。
投資信託の一般的な相談であれば、どの販売会社に相談しても得られる回答はそれほど違いはありません。
ですが、投資信託の商品についての質問の場合、回答の内容が違ってくることになりません。
まず、販売会社が異なれば扱う金融商品も違っています。さらに、同じ対象に投資を行う投資信託の場合でも、販売会社によって内容が異なります。
というのも投資自体は同じであっても、手数料が異なっている場合があるからです。
投資信託の販売においてはその金融商品の売買によって得られる手数料が販売会社の利益となるからです。
■投資信託を相談する場合は
投資信託の相談を行う場合、その相手は投資信託の販売を行っている証券会社や銀行ということになります。
その場合、投資信託の商品に対しての相談はしっかりと乗ってくれるのですが、相談するというよりは、どちらかと言えば教えてくれるといったスタンスとなってしまいます。
ですから、投資信託の相談をする場合、まず、自分がしっかりと投資信託についての知識を得ておく必要があります。
でなければ質問をするにしても、何を質問していいかもわからないといったことになってしまいます。
ある程度投資信託について理解をしているのであれば、いろいろな質問を相手に投げかけることも可能になるのです。
また、知識があれば、説明を受けてもその内容を理解することもできますが、知識がなければ、ただ聞いているだけということにもなってしまいかねません。
近年はインターネットを利用することで様々な知識を得ることが可能です。
投資信託にしても同じですから、検索をして必要な情報を入手して投資信託に対しての理解を深めておきましょう。投資信託の個々の商品についての相談はそれからということになります。
■投資信託に対しての理解を深めておく
投資信託もそうですが、どんなことでも相談をするには、そのことについてある程度の知識は必要となります。
しかし、その知識のつけ方がわからないという場合もありますよね。様々な方法がありますから、自分に合った方法を考えてみましょう。
まず、手軽な方法としてインターネットでの検索というのがあります。
もちろん、これにはパソコンやスマートフォンといったインターネットに接続できる環境が必要となります。
他にも書籍なども出版されていますから、これらを購入して読むことで知識を深めることができます。
書籍であれば、インターネットの環境は必要ありませんし、どこでも読むことができます。
投資信託関連のセミナーに参加するのも一つの方法です。
このように現在はさまざまな方法で、投資信託についての情報を得ることができるようになっています。逆に言えば情報がありすぎるということも問題となるのかもしれません。
その多くの情報の中から自分にとって必要な情報かどうかで取捨選択することがとても大切になってきます。
まずは自分の投資信託のレベルに応じた客観的な情報を入手することが大切になります。
自分のレベル以上の情報はいくら入手できても、活かすことができないのです。
■コールセンターを活用しよう
一般的な相談では、証券会社や銀行で担当者と対面で相談することになります。これは、人によっては敷居が高いと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
どうしても緊張してしまい、聞きたいことも聞けなかったり、相手の話している内容が頭に入ってこないということもあるかもしれません。
こういった場合、コールセンターに電話してみるというのも一つの方法です。ですが、投資信託を販売している業者のすべてにコールセンターがあるわけではありません。
投信信託に力を入れているネットの証券会社であればコールセンターを準備している場合もあるのです。
通常は口座がないと相談できないことが多いのですが、口座がなくても相談できるネット証券もあるので、活用してみましょう。
■まとめ
投資信託の相談をする場合、その内容によって相手も違ってくることになります。
商品についての相談であれば、販社の担当者やFPということになります。
そもそも投資信託をするかどうかの相談であれば家族になるかもしれません。
ですが、誰に相談するにしても投資信託についての知識は必要です。
相談相手が専門家の場合、言いくるめられてしまうこともあるかもしれません。ですから、まずは、自分できちんと知識をつけるところから始めてみましょう。