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どこが甘かった!?「株主優待」失敗談③連発に学べ!

マネー

2018.05.21

株主優待で図書カード、クオカード、お米などをもらったり、優待割引券や食事券で食費を浮かせたりする「株主優待生活」、憧れますよね。いろいろな株主優待をもらえるようになれば、毎月の生活費を浮かせてお小遣いに回せるかも…なんて、取らぬ狸の皮算用をしたくもなります。

でも、よく知らないまま、十分調べないうちに株を買ってしまって、痛い目を見ることも。今回は筆者を含めた数人の株主優待体験者の失敗談をご紹介します。

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失敗談・その①/利回りがよいほうに乗り換えたはずが…優待内容改正の壁!

まずは筆者の体験談から。

筆者が株主優待目当てで買い始めた銘柄の1つに「はるやまホールディングス(銘柄コード7416)」があります。2015年に、この銘柄100株を7万円台で購入しました。お目当ては株主優待でもらえる「ワイシャツ券」。「はるやま商事」「P.S.ファクトリー」など系列のスーツ店で、6000円までのワイシャツ、ブラウス、ネクタイのいずれか1点がもらえるんです。

配当金も2000円もらえるから、最大で合計8000円ぶんが手に入るから、1割以上の利回りです。「これで夫のワイシャツを毎年タダで1枚、新調できる」と、筆者も思わずホクホク顔です。

ところが、いろいろ調べるうちに、ワイシャツ目当てなら「山喜(銘柄コード3598)」というワイシャツメーカーのほうが利回りがいいことが発覚! そこで「はるやま」の株を売却し、「山喜」を2016年に200株を合計4円台で購入しました。

「山喜」の場合、200株買うと、2500円のお買物券が年2枚送られてくるのです。4万円台で株を買って5000円のワイシャツがもらえるから、「はるやま」よりグンとトクですよね。シメシメ。

ところが!です。

201712月に「山喜」の優待内容改正が発表になりました。なんと、「200株で1000円券×年2枚」になってしまったのです。年5000円→年2000円と優待金額が激減! 

「えええええーーーっ!話が違うじゃん!」。もう心の中で、大ブーイングです!

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おまけに、これまでの優待券より有効期限が短くなって使い勝手もダウン。優待券だけではワイシャツは買えないから、購入時は現金を足して支払うことになり、これでは「株主優待でタダでワイシャツをゲット」という目的から外れてしまいます。

結局、「山喜」の株は売却し、2018年にもう一度、「はるやま」の株をゲットしました。でも、すっかり人気が上がった「はるやま」の株は、現在の株価は10010万円台に。

こんなことなら手放さずにずっと保持して、毎年ワイシャツをもらい続けていればよかった、というトホホ体験でした。株主優待は何の前触れもなく、ある日突然「改正」の発表があるものなんですね。

ただし、「山喜」の株式は優待内容改正後、400株保有するととっても有利な内容になりました。株価は274円(2018518日の終値)だから、約11万円で400株を購入できます。

もらえる優待は、お買物券2500円×年2回と、オーダーワイシャツ割引券2500円分×年2回で合計1万円分。配当金2000円(5円×400株)と合わせると利回りが10%近いので、やっぱり今でもオススメ銘柄の1つですよ!

失敗談・その②/買いたしで優待ゲットのはずが…権利落ち日!?

「株式投資は初めて」という初心者ゆえの失敗を犯したのは加奈子さん(仮名)。購入したのは「関門海(銘柄コード3372)」です。耳慣れない会社名かもしれませんが「玄品ふぐ」というふぐ料理のチェーン店を展開している会社です。

「玄品ふぐ」でのアルバイト経験があったため、応援するつもりで20161月にこの会社の株を100株約2万円で買った加奈子さん。その後の38日に、関門海ではそれまで休止していた株主優待再開の発表がありました。

そこで加奈子さんは300株購入を目標に掲げました。というのも、関門海の株は

100株以上所有 で1000円相当×1
300株以上所有 で3980円相当×1

の金券がもらえるから。100株買うより、300株買う方がグンと得です。優待再開で株価は上がったものの、当時の株価は1003万程度で割安でした。「少しでも株が値下がりした時に買い増ししていこう」と100株を買い足した加奈子さん。3月末までに残り100株を買うチャンスを狙っていました。

ところが!!です。

329日になったら、株価がずいぶん下がったんです」と加奈子さん。「おかしいなと思って調べたら、優待がもらえるのは331日ですが、権利確定のためにはその3営業日前に取得していないといけないと知りました。権利がつく日までに買わないと優待はもらえないから、私が見た株価下落時は権利落ち日で、優待をゲットして早々に売ってしまう人が多くて株価が下がっていたんですね」。

せっかく200株を購入したものの、あと一歩で300株分の優待の権利を逃した加奈子さん。この年は100株ぶんでもらえる1000円券を使って「玄品ふぐ」で人気のポン酢を購入し、「来年こそ、3980円のチケットでふぐを食べにくるぞ!」と心に誓ったそうです。

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失敗談・その③/憧れのリゾートホテル…お目当ては適用外!

誰もが憧れる高級リゾートホテルの会員権ですが、そのホテルに泊まれる株主優待券に目を付けたのが由紀さん(仮名)。「親戚が東急ハーヴェストクラブの会員権を持っていて、以前は毎年何枚か、宿泊利用券をもらっていました。でも親戚が亡くなり疎遠になり、今は宿泊利用券がもらえなくなってしまいました。

東急ハーヴェストクラブは全国に30か所ほどホテルを持っていて、113888円(ルームチャージ)~と、格安で泊まれるのが魅力。土日もこの金額で泊まれるから、子連れで夏休みに泊まると旅行代金がずいぶん浮くんです」。

そこで由紀さんは、ハーヴェストクラブの優待券がもらえる東急不動産ホールディングス(銘柄コード3289)を100株約85000円で購入しました。3月末、9月末の年2回、優待券が送られてくるから、これを使って夏休みと春休みに1回ずつ家族で旅行する計画です。

ところが!!!です。

いざ、予約しようと思って優待冊子をペラペラめくっていた由紀さんは、思わず「あれ?」と声をあげました。「いちばんお気に入りの京都鷹峯のハーヴェストが入っていないんです。よく調べると、有馬温泉や那須、箱根など15か所の施設は対象になっていますが、半分ほどの施設は対象外なんです。

夫も楽しみにしていたから、ほんとにもうガッカリで…」と肩を落とす由紀さん。

「鬼怒川や伊東などの施設には、平日・日曜なら大人4860円、子ども(412歳)3240円休日で泊まれるから、普通に泊まるよりはまだまだお得です。

でも、会員権だと土曜日や休前日も同料金で泊まれますが、株主優待だと大人7020円、子ども4860円と金額が変わります。施設によってはもう少し値段が上がるところもあるから、やっぱり会員権と同レベルまで求めるのは無理ですね」と反省しきりの由紀さん。次回からは優待内容をもっとしっかりと調べてから、株を購入しようと心に決めたそうです。 

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せっかく株主優待目当てで株を買ったのに、思い通りの株主優待が手に入らなかったり、活用できないとしたら悔やんでも悔やみきれません。

皆さんも、筆者をはじめ皆さんの体験談を教訓に、「ワタシ、失敗しないので」と胸を張って言える“株主優待生活”を目指してくださいね。

田村みのり
会社員(人事・経理)を経てフリーライターに。年金組合の破たんで数百万円を失った経験から、分散投資の重要性を痛感。その後、教育資金・老後資金を貯めるために投資信託や株、純金積立などさまざまな財テクに挑戦してきた実績を持つ。女性誌やwebでマネーや教育、生活情報記事などを執筆。高校生、大学生の2児の母。

 

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