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アメリカ情勢は日本経済の鏡!よく聞く「ダウ平均株価」とは?

マネー

2019.07.19

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よくニュースで「NYダウ平均が上昇したことを受けて日経平均株価も好調に推移し…」とかいう文言を聞いたことはありませんか?

NYとはもちろん、アメリカの最大都市にして国際都市・ニューヨークのこと。ここで出てきた数値は日本の株価にも大きな影響を与えます。

なんとなく聞いたこの「ダウ」という数値、実際にはどういったもので、日本の景気をはじめ世界経済にどういった影響を及ぼしているのでしょうか?

まずは、ダウの定義について解説し、それがどのようにして世界経済に与えるのか説明していきます。

■ダウ平均株価とはどういった数値?

ニューヨーク・ロンドン・東京は三大証券取引所といわれることがあり、世界経済に関する大きな指標を提示する取引所として有名です。

またウオールストリート(ニューヨーク)やシティ(ロンドン)は金融センターの中でも代表格として挙げられ、国際経済に大きな影響を与えます。

そのニューヨークの証券取引所の指標として毎日公表されるのがダウ平均株価です。正式には「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均」と呼び、アメリカの著名な経済紙「ウオールストリートジャーナル」の発行元である、ダウ・ジョーンズ社が考案した(現在ではS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が数値を発表している)株価指数となります。

その他にも輸送株平均や公共株平均といった指標があるのですが、ダウといえばもっぱら工業株平均のことを指します。

日本でいう日経平均株価のニューヨーク版と大まかに考えてよいでしょう。ちなみに日経平均はその名の通り、日本経済新聞社が算出した株価指数で、構成銘柄は225個あります。

それに対してダウ平均株価の構成銘柄はわずか30社。少ないように見えますが、アップルやインテル、マイクロソフトといったコンピューター関連、コカ・コーラやマクドナルドといった飲食関係など、日本でもおなじみの銘柄がずらりと並びます。

世界に名だたる企業の株価を平均するわけですから、やはり世界の経済にインパクトを与える指標としても納得がいくことでしょう。

ただし注意してほしいのは、この指標は単純平均のため、株価の大きな企業の影響を受けやすいという点が挙げられます。

この記事を執筆した時点で株価が一番高かったのが、航空機でおなじみのボーイング。これが約368ドルなのに対し、一番株価が低いのが医薬品で有名なファイザー。約43ドルです。

9倍の株価の差があるのに単純平均ですので、ボーイングをはじめとした株価の高い銘柄に左右されやすい、という特徴があるということを頭の片隅に入れておきましょう。

 


■ダウ平均株価と日経平均との関係性は?

必ずしも、というわけではありませんが、日本の株価は前夜のダウ平均株価から大きな影響を受けます。

ダウが上がれば日本株も上がる、ダウが暴落すれば日本株も売られる、といった具合です。

これは、ダウ自体がアメリカ1国の指標のみならず、世界中の株式市場に影響を及ぼす重要なバロメーターであると考えられ、投資家が方針を検討する際に用いられる指標の1つだからといえるでしょう。

たかが30種の平均で世界が動く?と考えるかもしれませんが、前述したように国際的・多国籍企業がその30種に名を連ねています。

例えば、30種の中にあるアップルの株価。アップルは日本をはじめ、全世界にパソコンやスマートフォンを供給しており、大きな市場を抱えているといえます。

このアップルの株価の上昇・下落は、必ずしもアメリカ国内の景気状況だけが織り込まれるわけではありません。

外国でのiPhoneの売れ行きが不調になった、輸入する部品コストが重くのしかかっているなど、アメリカ国外の要因によっても左右されます。それがやがてダウ平均に反映され、日本を含めた世界の市場にインパクトを与える…こういう構図です

もちろんダウと日本の株価が同じ動きをする、ということが必ず起こるわけではありませんが、これまでの経験則からやはり大きな影響を受けることは確かでしょう。

それゆえに、日本でもニュースでダウ平均のニュースが出てくることも少なくありません。特に大幅な下落があった場合に報道されることが多いですね。

 

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■ダウ平均と為替の関係性は?

投資家は常に、資産を投入する先がどこになるかを考えています。そして割安と感じている、あるいは割安となっている別の金融商品を買うことで、自己資金を増加させていきます。

市場は大きく3つに分かれます。まずはここまでお伝えしている株式市場。そして公社債を取り扱う債券市場、そして通貨を取り扱う為替市場です。

例えば、ダウ平均が下がったとしましょう。ダウが落ち込むということは、それだけ株式が売られているとみることができます。

問題は、株式を売却した分だけ手持ち資金が増加しているので、そのままでは資産が増加しません。よって次の投資先を選ぶわけです。

別の国の株式市場に余剰資金を投入したり、債券市場で公社債を購入したりもしますが、世界の情勢によっては基軸通貨を購入することもあるでしょう。

分かりやすく、日本円に余剰資金を投入したとします。比較的日本円は安定した基軸通貨といわれており、日本円が買われればそれだけ円高が加速します。

逆にアメリカの株価が上がればその資金確保のために円を売りに出しますので、円安となりダウも上がるということになります。

もちろんこの動きが必ず伴うというわけではありませんが、ダウと為替がセットで報じられるのはこういった事情もあるからでしょう。

一般的にはダウが下がれば円高、ダウが上がれば円安といえるのではないでしょうか。


■まとめ

ダウ平均は日経平均株価のアメリカ版といえますが、国際経済に及ぼす影響は日本の平均株価をはるかに超えています。

投資は初心者だという方でも、日経平均とともにダウ平均も頭の中に入れておくと、銘柄選びの際に役立つかもしれませんよ。

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