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生理のとき息苦しい…子宮内膜の組織が〝肺〟に増殖「月経随伴性気胸」の可能性

女性の健康

2020.04.09

生理前や生理中は下腹部痛やダルさなど様々な不調を感じやすいもの。つらい症状に襲われても、仕方ないこと…とうまくやり過ごしている方が多いことでしょう。ですが、生理に伴う症状の中には注意しなければならないものも少なくありません。生理中の「息苦しさ」もそのひとつ。聞きなれない病気かも知れませんが「月経随伴性気胸」の可能性もあるのです。

 

「月経随伴性気胸」ってどんな病気?

 

iStock/Tharakorn

 

月経随伴性気胸とは、性周期に関連して引き起こされる「気胸」のことです。

気胸とは、何らかの原因で肺を覆う胸膜などに穴が開き、肺から空気が漏れてしぼんでしまう病気。発症すると肺が正常に機能できなくなるため、胸の痛みや呼吸困難を引き起こします。

気胸は男性に多く見られる病気ですが、まれに生理の周期に一致して女性が発症することもあります。これは、子宮内膜の組織が横隔膜や胸膜、肺の内部で増殖と脱落を繰り返すのが原因です。

 

引用:慶應義塾大学医学部呼吸器外科「気胸」

 

「子宮内膜の組織が肺で?」と驚かれる方も多いでしょう。子宮内膜の組織は本来、子宮内腔で増殖・成熟し、妊娠が成立しないと子宮の壁から剥がれ落ちて、経血として排泄されます。

しかし、子宮内膜の組織は何らかの原因で子宮の外で増殖・成熟することがあり、そのような病気を「子宮内膜症」と呼び、「月経随伴性気胸」も子宮内膜症の一種なのです。

横隔膜や肺の中で増殖・成熟した子宮内膜も、女性ホルモンバランスの変化によって脱落するため、生理中やホルモンバランスに変化が生じたときに気胸が引き起こされるのです。

 

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