子宮筋腫の症状とは?

小さな筋腫は症状がほとんど現れないため、発症に気付いていない方も多いと考えられています。しかし、子宮筋腫はエストロゲンの作用によって徐々に大きくなり、次のような症状を引き起こします。

●下腹部痛
不正出血
●月経過多
●生理痛の悪化
●便秘、頻尿

また、筋腫ができる部位によっては不妊症や流産・早産の原因になることも。さらに、子宮内に多数の筋腫ができると子宮が収縮する力が弱まり、出産のときに十分な陣痛が起こらなくなることも考えられます。

 

引用:日本産婦人科学会「子宮筋腫」

 

子宮筋腫から貧血に?

子宮筋腫は様々な症状を引き起こしますが、とくに起こりやすいのが月経過多です。毎月多くの血液が失われることで、慢性的な貧血を引き起こすケースも珍しくありません。 「健康診断で貧血が見つかり、検査したら子宮筋腫があった」という方も多いため、30代頃からは注意しなければならない病気のひとつと言えます。 ドロッとしたレバーのような塊の経血が見られる人や、「多い日用」のナプキンを何枚も使わなければならないような経血が見られる人は月経過多の傾向。子宮筋腫ができている可能性もありますので、注意が必要です。

 

 

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