市販薬依存にならないために

 

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まずは、用法用量を守って薬を使用することが大切です。使用量・使用期間が守られていれば、薬物依存を生じることは通常ありません。 市販薬でなかなか症状が良くならない場合は、病院を受診することを徹底しましょう。 しかし、不安や苦痛などから逃れるために用法用量を守らず市販薬に頼ってしまうケースでは、依存を避けることができたとしても、根本的な解決にはなっていません。 苦しんでいる本人が抱えている問題を解決することは大変かもしれませんが、まずは周りの理解を得ることも薬物依存を予防する上で大切だと感じます。 薬物依存の危険性、そして市販薬を大量に服用することの危険性を知ることで、手を出さずに済むケースもあると思います。少しでも多くの人に伝われば幸いです。

 

(※1)厚生労働省 濫用性のある市販薬の適正使用について

 

 

文:けん@薬局薬剤師