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医師の指示を守らない

入院中の患者は、症状や重症度に合わせて「安静度」が決まっていて、医師の指示を守ることは絶対です。 ところが「ベッドの上で安静に」と言われているのに歩いてトイレに行ったり、「病棟内のみ歩行可」なのに売店まで行ったりする患者さんには、とても悩まされました。 歩行途中で足がもつれて転倒したり、呼吸苦で座り込んだり、傷口が広がり治りが遅くなったりしてしまうのです。そのつど注意やお願いをしますが、なかなか守ってもらえません。 このような患者さんは「そもそも危険認識が甘い人」と、「看護師さんに迷惑がかかる、と気を回す人」に分かれているように思います。 「ちょっとなら大丈夫と思った」「頼むのが申し訳なくて自分でやった」と言わるのですが…良かれと思ってやったことが裏目に出ることも。 医師の指示を守らなかったり自己判断で行動すると、知らず知らずのうちに「迷惑患者」として認定されることも少なくないのです。