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OTC医薬品「リスク区分」説明できる?! 知っておきたい〝薬選びの常識〟

女性の健康

2019.11.26

2019.12.02

処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できる薬「OTC医薬品」。ネット販売について是非が問われた事案を、ご存じの方も多いかと思います。その後、法改正を経てネット販売が可能になり、それに伴って「リスク区分」についても変更がありました。この「OTC医薬品」の正しい知識と選び方について解説します。 

そもそもOTC医薬品とは?


iStock.com/Rich Legg

医薬品は、処方箋が必要な「医療用医薬品」と、処方箋がなしで購入できる「OTC医薬品」に分類されます。

「Over the Counter」の頭文字で、薬をカウンター越しに販売する方法に由来しています。「大衆薬」「市販薬」とも呼ばれていました。

どんな医薬品にも必ず、効果とリスクがあります。病気を治したり、不快症状を和らげたりするという効果がある反面、程度の差や個人差はあるにせよ、副作用があるからです。

「医療用医薬品」であれば、医師や薬剤師が指導したり相談したりとコントロールできますが、OTC医薬品自分で選んでの使用が前提であるため、そのリスクも自分で把握することが大切。

そのため「OTC医薬品」の製品設計は〝安全性〟を重視しています。「処方薬より効かない?」と感じることもあるかもしれませんが、これは安全性を第一に考えた結果とも言えます。

 

市販薬の「リスク区分」を知ろう


 

iStock.com/miya227

「OTC医薬品」を選ぶときは、先述の通り自分でリスクを把握することが欠かせません。そのためのヒントが「リスク区分」です。

平成18年にOTC医薬品の販売制度変更が通知され、その後OTC医薬品には「第1類医薬品」などといった〝区分表示〟がされるようになりました。

これは、医薬品における「副作用リスク等の度合い」に応じて分類されたもので、現在は大きく4つに分類されています。

 

<OTC薬品の分類>

 

●要指導医薬品

もっともリスクが高く、服用において十二分に注意が必要。
必ず薬剤師から、書面で説明を受けて購入します。

 

●第1類医薬品

こちらもリスク高めで、十分な注意が必要。
薬剤師がいないと購入できません。

 

●第2類医薬品

風邪薬や頭痛薬といった、一般的な医薬品の多くが含まれます。副作用などにより、日常生活に支障がでるおそれがあります。
また、特に注意が必要な成分が入っているものは「指定第2類医薬品」となります。薬剤師だけでなく登録販売者が対応できます。

 

●第3類医薬品

副作用リスクが軽微で、長期に渡って使用しても比較的安全である医薬品です。
ビタミン剤や整腸薬などが挙げられます。薬剤師だけではなく、登録販売者が対応できます。

 

 

第1類〜第3類医薬品は「一般用医薬品」と分類され、医薬品販売サイトからの購入が可能。

また第2類・第3類医薬品は、一般用医薬品を取り扱うことができる資格(第1類医薬品を除く)「登録販売者」がいれば、コンビニなどでも販売できます。

 

 

OTC医薬品は「効果効能」と「リスク区分」を考慮して

 

iStock.com/Ca-ssis

「OTC医薬品」の販売制度が変わる前は、市販薬は薬局かドラッグストアでしか販売できませんでした。

しかし現在では「登録販売者」がいるコンビニなどでも販売できるようになり、またインターネット販売が可能となって、購入の利便性はかなりよくなりました。

とはいえ、やはり医薬品の選び方には注意が必要です。医薬品を選ぶときに必ず確認してほしいのは、パッケージに記載されている「効能効果」です。

例えば同じ「胃腸薬」でも、消化を助けるもの、胃の痛みに効くもの、胃もたれなどの症状を緩和するものなど、効能はさまざま。

薬局やドラッグストアなどの売り場でも、ある程度は効果に則した陳列がされていますが、患者の症状と照らし合わせた選び方が肝心です。

また、先ほどの「リスク区分」も、選ぶ際には参考にしたいポイント。「リスクが高いものは、総じて効果も高い」という点から考慮します。

例えば「我慢できない」頭痛は効果の高い要指導医薬品、「我慢はできるけれど念のため持っていたい」という場合は、第2類医薬品から選ぶなど。

また特に、子どもの医薬品は用法用量の確認を。年齢に応じた飲み方、注意書きを必ず守ってください。

 

「リスク区分」が導入され、変化したOTC医薬品の販売の形態。購入機会の利便性を活用するためにも、医薬品を正しく理解して、症状に合った医薬品を選んでほしいと思います。選び方で迷ったら、薬剤師や登録販売者に遠慮なく相談してくださいね。

 

 

文:鈴木渓子

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