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〝自然治癒力〟を高める「フィトテラピー」…注目される理由と活用法

女性の健康

2019.11.13

2020.01.09

超高齢化社会に突入している日本では、生活習慣病が増加の一途をたどり、死因の約6割を生活習慣病が占めるまでになっています(厚生労働省平成25年の人口動態統計より)

そんないま、注目されているのは「病気になる前のヘルスケア」です。なかでも、植物の力を借りて心身の不調を整える「フィトテラピー(植物療法)」という療法をご存知でしょうか。

注目される理由や起源、活用法などについて詳しく解説します。

なぜいま「フィトテラピー」が有効なのか?


 

iStock.com/Stilyana Stankova

 

これまでの医療では、体調が悪いと感じると病院を受診し、薬で症状を緩和する「対症療法」が一般的でした。

ところが生活習慣病の増加や、ストレス由来の病気が増加する現代社会においては、対処療法だけでは解決できないことも多くあります。 

ここ数年の間に「ウェルネス」の考え方がメディアで盛んに取り上げられるなど、病気になる前に心と体をケアする「予防医療」が重要視されるようになってきました。

薬に頼るのではなく植物の力で、人が本来持っている自然治癒力を高めるフィトテラピー。代替医療のひとつとして注目されるようになったのは、こういった背景も大きく影響しています。

 

「フィトテラピー」の起源と進化


 

iStock.com/MarcoMarch

 

フィトテラピーは植物の花・茎・葉などを、オイルや茶葉、エッセンスの形で活用し、自然治癒力を高める療法。

世界各国で古くから、独自の方法が受け継がれています。例えば日本では、温州みかんの絞り汁を使って手荒れケアをしていたとか。

また中世ヨーロッパの修道院では、薬草として栽培したハーブで各種の治療を行なっていました。

それが大きく発展し、ここ数十年の間にフランスで学問として体系化。1982年には、パリ第13大学医薬学部に「植物療法学科」が開設されました。

先代の人々は「この症状にはこの植物のエキスが効いた」など、経験値として蓄積した知識をもとに治療を行なっていました。

ところが現在では科学の発展により、オイルやエッセンスの詳細な成分分析などの方法により、多くのエビデンス(科学的根拠)が整えられてきました。

これもフィトテラピーが信頼され、注目されるようになった理由のひとつです。

 

「フィトテラピー」3つの活用法と効果


 

フィトテラピーの活用法は、大きく分けて①香る、②飲む、③塗るの3つです。それぞれの症状に合わせて、適切な方法とアイテムでケアをします。

 

①香る

代表的なのは「アロマテラピー(芳香療法)」です。植物の芳香成分であるエッセンシャルオイルをアロマポットに垂らして焚く方法がよく知られています。
また、芳香成分を植物オイルと混ぜてマッサージすることで、保湿効果とともに香りのリラックス効果が得られ、全身と心をリラックス&リフレッシュさせます。

 

iStock.com/Moppet

 

 

②飲む

日本では一般的に、湯で花や葉から薬効成分を抽出して飲む「ハーブティー」がよく知られています。
また、湯では溶け出さない成分を、アルコールと水で抽出したハーブの濃縮エキスが「チンキ剤」。長期保存が可能で、少量を水に垂らして飲んだり、うがいに使ったりします。

iStock.com/MKucova

 

 

③塗る

アルガンオイルやホホバオイルなどの「植物オイル」を使って、筋肉をほぐすマッサージをしたり、肌を保湿したりつややかに保つ美容法として活用します。
最近では、洗顔後の肌にすぐに使う、ブースターとして使うオイル美容が話題となり、認知度がぐっと広がっています。

 

iStock.com/RyanKing999

 

 

様々なアプローチで多角的にケアできる「フィトテラピー(植物療法)」は、いまの自分の心と体に合った方法を「選んでケアできる」のが魅力。今後は「アロマテラピー」や「フラワーエッセンス」「ハーブ療法」など、家庭や自分でもできる具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

 

文:久保直子

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