2019.12.10
毎年寒い季節になると流行り出す「インフルエンザ」。なるべくかからないように、普段から気をつけていきたいですよね。11月23日の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)では、「インフルエンザ最新予防法」を放送していました。
「うがい」は予防にならない!?
同番組には国立感染症研究所の長谷川秀樹先生が登場。インフルエンザから身を守るための“重要な習慣”を紹介してくれます。
まずは一般的な予防法として知られる「手洗い」に関して、長谷川先生からワンポイントアドバイスが。通常のハンドソープを使用した手洗いももちろん大切ですが、長谷川先生は“エタノール”の使用をすすめていました。水で70%に薄めたエタノール消毒液を活用すれば、“普通の手洗いよりもインフルエンザにかかりにくくなる”とのこと。使用する際には、両手に吹きかけてよくもみ込んでくださいね。
予防法には「うがい」もよく取り上げられますが、長谷川先生は“さほど予防にならない”といいます。喉から侵入したインフルエンザウイルスは数十分で感染するため、1日に数回程度のうがいでは効果が期待できません。首相官邸のホームページ上でも、「うがいは一般的な風邪などを予防する効果があるといわれているが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていない」といった記載が。そこで長谷川先生はうがいの代わりに、「飲み物をちびちび飲むこと」を提案。喉を常に湿らせておくことで、粘膜の免疫力をアップできますよ。
家で作れる“インフルエンザ撃退ドリンク”!
普段の生活で必ず取り入れてほしい予防法には「加湿」もあげられていました。部屋の湿度が40%以下の場合、ウイルス感染するリスクが増加。予防するためには、加湿器で湿度を上げることが重要です。もし用意できない時は、湯舟にお湯を張って扉を開けておけばOK。さらに空気がこもらないように“こまめな換気”も心掛けましょう。
外だけでなく屋内でも感染してしまうインフルエンザですが、実は“ドアノブ”にも危険が潜んでいました。多くの人が触れるドアノブにはウイルスが付着しているかもしれません。直接手で触れないよう、ティッシュを使ったり肘で開けるのがポイントです。
同番組では予防法の1つとして、インフルエンザを撃退するおすすめドリンク「ヨーグルトスムージー」を紹介。作り方は簡単で、まずはキウイとバナナを2分の1個ずつ用意します。2つのフルーツと“飲むヨーグルト”をミキサーで混ぜ合わせれば、あっという間に完成。腸内環境を整えてくれるスムージーによって、感染時の免疫が高まるとのことでした。
マスク着用は風邪対策だけじゃない!?
インフルエンザはもちろん、寒い時期は“風邪”にも気をつけたいところ。街中ではマスクをする人が増えてきましたが、実際に使用する人たちはどのような目的でマスクを着用するのでしょうか? 萬祥株式会社は今年、1058名の女性を対象に「『マスク事情』に関するアンケート調査」を実施しました。
まず最初に“マスクを使用したことがある人の割合”を調べると、96.1%の人が“使用経験がある”と判明。その人たちに「どんな時にマスクをつけますか?」と質問したところ、最も多かったのは「風邪や花粉症対策したい時」の60.3%でした。大半の人が“予防法”として使用しているものの、「肌荒れ・すっぴんなどで顔を隠したい時(23.8%)」「秋冬に寒さ対策したい時(5.5%)」といった回答もあがっています。マスクは様々な用途で活用できるため、女性にとって必要不可欠な存在なのかもしれません。
インフルエンザや風邪の予防はしっかりとおこなって、体調を崩さないよう気をつけていきたいですね。
文/牧野聡子
参照/萬祥株式会社「『マスク事情』に関するアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000039364.html