「共感的理解」で考えること

 

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人は誰かと話していると、頭の中にいろんな感情が浮かんできますよね。 自分が同じような体験をしたことを思い出したり、その話に関連した別のエピソードを思いついたり。 また相手に対して「それは違うんじゃないか」「どうしてそんなことをしたのか」と、批判的な気持ちが出てくることもあると思います。

 

たとえば普通の会話では、相手が「今日は仕事で疲れた」と言うと「それなら私だって!」と、自分の気持ちを言いたくなります。 でも「共感的理解」では、そのような自分の気持ちは基本的に排除し、相手の立場に立って「相手ならどうか」を考えることだけに集中します。 具体的な例と、どんな変化が起こるのかを見ていきましょう。