「返報性の原理」の使い方

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夫婦仲が悪くなると、たいていは「相手のせい」だと考えることが増えてしまいます。 「相手が悪い」と思うと「相手の変化」を望みますが、人はそう簡単には変わりません。そのためまたイライラする、という悪いループに入ってしまいます。 そこで思い出して欲しいのが「返報性の原理」です。例外はありますが、人は優しくしてくれる相手には罪悪感が働きますので、そうそう冷たくできません。 「ありがとう」や「ごめんね」を言うようにする、自分の分のついでに夫のコーヒーも入れるなど、ちょっとしたことからでいいのです。 「私のために何もしてくれない夫」に、自分から優しくしたり親切にしたりするのは複雑ではあるものの、何もしないままでは夫はほぼ確実に変わりません。 お互いがお互いを大切にするための土台作りとして、あなたのほうから新しい流れを作ってみてはいかがでしょう? そのほうが「主導権」も握りやすくなるはずです。