〝温度差〟があるのは普通のことです


 

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お話してきたような状態で「妊活」を始めると、男性は受け身となり、結果として主導権は女性になるのは当然のこと。つまり、妊活をはじめたころの男性というのは、会社の方向性や仕事の意味が理解できていない「新入社員」と同じと考えたほうが賢明。 当然「いまじゃなきゃダメ」と言われてもピンときていません。ひとまず「言われたことをやる」スタンスくらいで考えていると認識していたほうが楽かもしれません。 妊活に関する知識は、女性のほうが圧倒的に豊富に持ち合わせています。いまは新入社員でも、知識やノウハウを丁寧に教えていくことできちんと育ってくれますので、ここは「急がば回れ」精神で向き合ってみてはいかがでしょう?

 

妊活に対する夫婦間の〝温度差〟が生まれる理由は、家庭のことを真剣に考えていないわけでも、妻の主張を軽んじているわけでもありません。何もかもが「初めてすぎてわからない」男性が多いのだと思います。 「私だって初めて」と思いたくなるのもごもっともですが、妊娠・出産に関しては、知識面でも感覚面でも、女性のほうがずいぶん先の位置に立っています。 「温度差はあって当然」と考えて、スタートこそ焦らず、丁寧に進めてみるよう心がけてみてください。

 

 

文:矢島みさえ