旬なものや人気の品種を食べると意外に…

しっかり食べてきれいに痩せられるのは本当に嬉しいことです。でも、これまで多く挙げられてきた野菜や大豆が苦手な場合は、どうしたらいいでしょうか?

 

「もちろん、嫌いなものはムリして食べる必要はありません。やはり、ガマンは続かないですから。でも、食べられるものが多いほうが、ダイエットの際も食べ物の選択肢が増えるのはたしかです。苦手なものは、旬のものや人気の品種、とれたて野菜など、おいしいものを試してみると、好き嫌いの意識が変わる場合もあります。私自身、もともとトマトはあまり好きではありませんでした。でも、フルーツのように甘い品種を食べたとき、トマトの概念が変わるほどの衝撃が!おいしさに気づくと、食べられなかったものも好きになることもあるので、ぜひ試してみてください」

 

ストイックなダイエットは、短期間で効果が出やすいものの、かならず反動が出てしまいます。食べることを楽しみながら、すっきりと痩せられるのは本当に嬉しいですね。

 

「長い目でみれば、栄養バランスのとれた食事を3食しっかりとって痩せるほうが、ガマンするダイエットよりもずっと健康的です。食事には食べる楽しみ元気な身体を作るというふたつの意味があると思います。このふたつを大事にしながら、おいしいご飯を食べて、元気に過ごしながらきれいに痩せましょう」

 

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PROFILE 岸村康代さん

岸村先生プロフィール写真
フードプランナー 管理栄養士 / 野菜ソムリエ上級プロ 一般社団法人大人のダイエット研究所 代表理事。大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、商品開発や病院での指導を経て独立。「林修の今でしょ!講座」「あさイチ」「ヒルナンデス!」「中居正広の身になる図書館」「林先生が驚く初耳学!」などにも多数出演。近著に「きれいにやせる食材&食べ方図鑑」(家の光協会刊)など著書も多数。

 

文/齋田多恵