加湿器で春を快適に過ごそう

 

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加湿器はどのような病気の予防策に有効なのか、春によくみられる疾患別に確認していきましょう。

かぜや感染症の予防

東京福祉保健局が発表している室内空気環境の管理の指標では、「部屋の快適を保つために適切な湿度」は、40~60%とされています(※1)

 

湿度が低いと、のどや気管支の粘膜が乾燥し、菌やウイルスが体内に侵入しやすくなるといった問題が懸念されます。 特にインフルエンザウイルスは低乾燥な環境を好み、浮遊することで感染力を高める恐れがありますので、湿度には注意が必要。 予防するには、湿度を60%に保つと良いと言われています。3月頃まで流行する可能性があるため、春でも加湿器の使用が有効です。

花粉症対策

花粉はとても小さな粉塵ですが、加湿器で室内の湿度を高めることにより、水分を吸着させて空気中の浮遊を防ぐ効果が期待できます。 水分を含んだ花粉は浮遊することができなくなるため、床に落ちます。花粉症対策には、湿度を高めることはかなり有効な手段です。

 

ただし、湿度が65%を超えるとカビが発生しやすくなります。そのため、40~60%の適切な湿度を保つことが大切です。