「早めの葛根湯」本当に効く?

 

 

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葛根湯を飲むとき、特に大切な点が3つあります。

●お腹が空っぽなときに飲むこと
●お湯で飲むこと
●飲んだ後に暖かくすること

身体を温める効果がある生薬の入った漢方薬なので、お湯で飲むことでより効果が発揮されます。また飲んだ後に体を暖かく保つことで、さらに発汗が促されます。 もし飲んだ後に滝のような汗がでるなら、それは効き過ぎです。脇や額にじんわり汗をかく程度の量を目安にしてください。

 

代表的な医療用の葛根湯

(顆粒)の説明文書には「通常、成人は1日7.5gを23回に分割し、食前または食間に経口投与する。なお、年齢・体重・症状により適宜増減する」とあります。 最初の1回分(2.5 グラム)で汗がでなければ、すぐに追加で2回分を飲んで構いません。それ以降は、4時間以上空けて飲むようにしましょう。 また症状が本格化してからでは効きませんので、風邪の引き始めや、体調を崩しそうだと感じたときにぜひ試してみてください。