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平野レミさん「食べる人の言葉が、作る人の喜びを育てる」

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2018.06.25

明るくほがらかなキャラクターで楽しく料理する姿が大人気の平野レミさん。
「ゆっくり料理する時間がない」「料理が苦手」「栄養バランスをとるのがめんどう」…など、毎日の料理に悩み、ストレスを抱える働くママたちへのアドバイスをいただきました。

 

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「簡単だっていい。

家族の〝おいしい〟を聞くと、

ストレスも吹っ飛ぶわよ!」

 

仕事帰りに保育園や幼稚園で子どもをピックアップして帰宅。すぐに夕食を食べさせないと、就寝が遅くなるー…多くの働くママたちが平日の夕方~夜、時間との闘いを繰り広げていることでしょう。そんな綱渡りの生活のなかで、夕食作りにストレスを感じている人も多いようです。
「時間がないときや、すごく疲れているときは、簡単な食事でもいいじゃない! 栄養バランス? ゆったり時間のあるときに、しっかりとればいいのよ」

と、大らかなアドバイスをくれたレミさん。
「私も子どもたちが小さくて忙しいときは、いただきもののレトルトのカレーやシチューを『あ、こんなのがあった!』って使うこともあったわよ」
でも、そのまま食卓に出さず、必ずひと手間かけていたそう。
「カレーなら、セロリやじゃがいも、にんじんを加えたり、ガラムマサラやクミンパウダーをふったり。最終的に、本来の商品とはまったく違う『わが家の味』にしてたわね」
「忙しいときは、味は二の次。おなかが満たされればいいや」とついつい手ぬきに走ったりしませんか? でも、レミさんはどんなときもつねに「おいしさ」にこだわりつづけてきたそうです。
「家族には毎日、手作りのおいしい料理を食べさせたいって、結婚したときから思っていたの。家族が『おいしい!』って喜んでくれたら嬉しいでしょ」
作った料理を、おなかをすかせた家族が「おいしい!」と食べてくれる。それが嬉しいから、また作る。そんな喜びこそ、「料理ストレス」をはねのけるモチベーションになるのかもしれません。

 

簡単なものでも素材から作る手料理はおいしい


レミさんは、食べる人の言葉が、作る人の喜びを育てるとも。
「食べる人の感想の言い方ひとつで、作る側のヤル気が変わることもあるでしょ。おいしくないときも、『もうちょっとこんな味を加えたらどうかな』とか、上手にコメントしてほしいわよね。そういう意味では、家庭料理って作る人・食べる人の相互作用で高めていくものじゃないかしら」
「おいしい料理」といっても、「時間や手間をかけなくてもいいのよ!」と、レミさん。
レミさんのレシピには、ブロッコリーやにんじんを大胆に丸ごと蒸したものや、「皮やころもで包まないけれど、食べたらちゃんとギョウザやコロッケのおいしさ!」など、アイデアメニューがいっぱい! どれも簡単なのに、「作って食べたら、おいしい!」との声がたくさん届くそう。
「素材から作った料理はおいしいわよね~。冷ましたお湯でゆっくりいれた緑茶は、ペットボトルとは違うおいしさがあるでしょ。手作りのおいしさがわかってきたら、しめたものよ。盛りつけや仕上がりは上品でなくてもいい。家庭料理はてんこ盛りでいいのよ!」
レミさんの次男の奥さん、和田明日香さんは3児の母で、食育インストラクターとしてテレビや雑誌、書籍でレシピを紹介するなど活躍中です。でも結婚当初、料理はまったくの初心者だったそう。
「結婚してから私の料理本を片っ端から読んで、作って、覚えていったんだって。だけど、あーちゃんが上手になったのは、やっぱり『母』になったからじゃないかな」
仕事しながら子育てをする、ハードな毎日。それでも家族にはおいしい手作りごはんを食べさせようと、毎日、作る。その積み重ねで、世の母や父たちは料理が上達していくのかもしれません。
「今はとっても上手だし、早い! いつもニコニコしていてカッカしないから、子どもたちも仲がいいの。あーちゃんは大物よ~。今年のベストマザー賞に選ばれたのもわかる気がするな」

 

作りおきの料理や調味料があると忙しいときは大助かり


料理が苦手な人は、まずは自分が食べたいもの、作りやすいものを作ってみて、とレミさんは言います。
「レパートリーが少なくて、同じメニューのローテーションになっちゃってもいいのよ。作りつづけるうちに上手になるし、レパートリーもそのうちふえるわよ! あれこれ難しく考えず、家族で笑っておいしく食べる。楽しい雰囲気が料理をよりおいしくするのよ」
レミさんが子育て中、忙しかったときは、料理をたくさん冷凍ストックしておいたり、手作りのたれを作りおきしていたそう。
「作りおきがあると、忙しいときはとっても便利よ! あと、野菜や肉など、冷蔵庫にはいつもいろいろ入れていたわね。『何を作ろうかな~』と冷蔵庫を開けて、『コレとコレでアレ!』とパッと考えるのが、問題を解くみたいで楽しくてワクワクしたわ~」
家庭料理は、家族が「おいしい!」と食べてくれれば、それでよし。一日の締めくくりに家族で笑顔になれる、気取らずシンプルな何品かの料理があれば、晩ごはんってそれで十分なのかも。レミさんのように、料理すること・食べることを自由に楽しめたら、ストレスも感じず、毎日がもっと楽しくなりそう!

 

平野レミさん

料理愛好家。自由なアイデア料理が人気で、テレビ、雑誌、書籍などで活躍中。近著に『平野レミのお勝手ごはん』(宝島社)など、著書50冊以上。

 

 


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