地震発生時も「火災」に対する備えが大切!


---ちなみに最近、地震発生時に「通電火災」という言葉を耳にするようになりました。これはどういった災害なのでしょうか?

 

国崎さん:

「通電火災」とは、地震による停電が復旧したとき、予震などで倒れた暖房器具などに再び電気が流れることで起こる二次災害です。避難などで家を不在にしている場合はすぐに気づけないことも多く、全焼にまで至る場合も。阪神・淡路大震災では、原因が判明している住宅火災の6割が通電火災だったといわれています。

 

この通電火災を防ぐには、災害時に分電盤のブレーカを切ることが大切です。そうはいっても、避難する際にはそこまで頭が回らないですよね。お二人はどうですか?

    武田さん:

    まずは、子どもを連れ出すことが優先。うちは子どもがまだ2人とも小さいので避難するのに時間がかかって、ブレーカを切るどころじゃなさそう…。

    新宮さん:

    私もです。普段の生活に追われていると災害対策をする機会もなかなかないのも現実です…。

    国崎さん:

    そういった場合に、ぜひ導入してもらいたいのが「感震ブレーカー」。震度5強以上の地震を感知したら、ブレーカーを強制遮断してくれるので、地震で起きる通電火災を防ぐことができるんです。

    ▲新築・リフォーム向けのパナソニックの感震ブレーカー搭載分電盤「地震あんしんばん」

    既設のパナソニック製分電盤の空きスペースに設置可能なタイプもある

    ▲夜間の地震発生時に照明電源を確保するため、

    3分後に主幹ブレーカを強制遮断する(即時遮断設定も可)

     

    国崎さん:

    大地震のあとは気が動転してしまいますし、特に親としては子供を守りたい一心で、電気のことを忘れがちです。でも、これさえ設置しておけば、いざというときも通電火災から家と家族を守ることができますよね。