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◆肉類の解凍方法

肉類の場合は、加熱調理をして食べることを前提として解凍を行うことになります。 解凍した後の微生物によるリスクを防ぐためにも、肉類は冷蔵庫内での低温解凍が理想的な解凍方法と言えるようです。 また、半解凍で調理をおこなってしまうと中でも火が通らないことがありますので、火の通りをよくするためにも完全に解凍してから調理を行った方が良いようです。

◆野菜と果物の解凍方法

それでは、最後に野菜と果物の解凍方法について確認しておくことにしましょう。 ●野菜の解凍方法 野菜の場合は、凍ったままの調理するのがベストなようです。 野菜は水分量が多い上に、組織が壊れやすいという特徴があります。そのため、自然解凍で完全に解凍してしまうと食感がかなり悪くなってしまうケースが多いようです。 そのため、凍ったままフライパンで炒めたり、煮たりした方が野菜の風味や食感を損ねることなくおいしく味わうことが出来るそうです。 ●果物の解凍方法 冷凍果物の場合は、冷凍のままでも食べることができるケースが多くなっています。冷凍果物は、シャーベット感覚で食べることができる点が魅力と言えるかもしれません。 冷凍果物を解凍した後で調理する場合は、半解凍の状態で調理をした方が良いようです。その理由は、完全に解凍してしまうことで、果物の組織が壊れてしまい、食感や風味を損ねてしまうことになってしまうからだそうです。 市販の冷凍食材を上手に利用して、おいしく食べる方法についてご紹介して来ましたが、食材ごとに適した解凍方法や調理方法がありますので、それらを理解することで、より有効に利用することができることをお分かりいただけたのではないかと思います。 冷凍食材が普及したことで、季節に関係なくいつでも旬な食材をリーズナブルな価格で手軽に手に入れることが可能になりました。冷凍食材を上手に利用して食宅をより豊かにしてみてはいかがでしょうか?