導入したのは日本古来の「3本のほうき」

ほうき導入は、キッチンの隅のゴミをワイパーで掻き出していたとき、ふと「ほうきだったら簡単なのに」と思ったのがきっかけ。小さい頃、母がほうき1本で家じゅう掃除してたことも思い出しました。 「ほうきなら、ホコリも粒状のゴミも両方イケル! コードもない!」と、試してみる気満々になり、調査をスタートしました。 

ちりとりとセットの洋風のおしゃれなモノもありましたが、これは柄の位置がモップ風で、片手で使いづらいから却下。昔ながらの座敷ほうきに目をつけ、行き着いたのが、ほうき草で編み上げた江戸ほうきでした。これは適度なハリとコシがあり、履き出す力があるとのこと。 おお、いいではないか!  同時に、ヤシ科の繊維である棕櫚のほうきも候補に。これは、江戸ほうきよりあたりがやわらかく、ゴミを集める感覚に近いとのこと。 うーん、隅のゴミやマットの糸くずには前者がよさそうだけど、フローリングは後者か? と悩み、決め切れずに2本同時、いや、そこに小ぼうきも合わせて3本を大人買いし、私の〝ほうきライフ〟は始まりました。 

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右から江戸ぼうき「白木屋伝兵衛」http://www.edohouki.com/index.html
棕櫚小ぼうき、棕櫚ほうき「棕櫚の郷」http://houkiya.jp/

正確な値段は忘れましたが、全部でたしか2万円くらい。江戸ほうきは10年、棕櫚ほうきは15年以上持つと言われ、それならと思い、どちらも老舗で購入。