(2)引き出しを開けたとき、中身が分かるように

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引き出しを使う時には気をつけたいポイントも。まず、引き出しにモノをしまうと何が入っているか外からは見えず、中身が分かりにくくなります。また、適当にモノを放り込んでいくと、中がぐちゃぐちゃになってしまった…なんてことも! そうならない為のコツとして、①引き出しの外にラベルを付ける、そして②上から見たときに何が入っているのか分かるような入れ方をするように心がけましょう。 例えば靴下やハンカチなどのようにケースに対して小さいものは、仕切りケースやトレーを使って同じ種類でまとめて収納すると、ケースの中でも見やすく、また散らかりにくくなりますよ。

 

(3)設置場所は、引き出しが目線より下に

設置場所にも少し注意が必要です。引き出しを使う時の目の位置のことをアイポイントというのですが、このアイポイントよりも引き出しが下に来るように設置しましょう。引き出しは、引き出した状態で上から見下ろして中身を確認しますので、目線より高くなってしまうと中身が見えず、とても使い勝手が悪くなってしまいます。

 

【アイポイントの計算】 身長×0.9

※身長160cmの人の場合、アイポイントは144cm

 

よく、押入れの中段に衣装ケースを何段か積み重ねておられるのを見かけますが、こちらも下段に移動して使われた方が使いやすさがぐっと上がるでしょう。

 

(4)引き出し手前のスペースも必要

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引き出しで忘れがちになるのが、手前の空間のこと。引き出しは本体の奥行きだけでなく、手前に引き出すスペースも必要になります。一見奥行きが深い方が沢山収納できていいように思われるかもしれませんが、奥のものを取り出す時に、かなり手前まで引き出しを引っ張らないといけなくなり大変なんです。手前が広い場合は問題はありませんが、あまり広くないウォークインクローゼット等に引き出しを設置する場合は少し気をつけましょう。

 


2.<使い方実例> 引き出しの深さと入れるモノの相性~衣類編

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では、ここからは衣類用のプラスティック引き出しを例にとって、実際にどのようなモノを入れるのが向いているのかご紹介していきますね。

 

引き出しの深さ  入れる衣類の例 
浅型(約18〜20cm) 靴下、ハンカチ、子供服(乳幼児)、キャミソール等薄手の衣類、下着等
普通(約23〜25cm) シャツなど通常の厚みの衣類
深型(約30cm) セーターやパーカなど厚手の衣類

 

一般的に引き出しの深さは浅型・普通・深型の3パターンあります(メーカーによって、SMLや小大深など表記はさまざまです)。 クローゼットのハンガーポールの下に衣装用引き出しを置く場合、吊した服があたらない位の高さを目処に、入れたいものに合わせて組み合わせを選びましょう。 ですので、収納ケースを購入する前に衣類の整理をしておくといいですね。 また、衣類用のプラスティック引き出しもメーカー毎にサイズのモジュールが少しずつ異なります。家の中で購入するメーカーを決めておくと、後から買い足したり他の部屋に移動してもサイズが合うのでお勧めです。 設置場所も押し入れとクローゼットでは幅・奥行き共に異なります。収納用品を購入される場合には、自宅の収納スペースのサイズをしっかり測ってから購入するようにしましょう。