お金をかけてでも選びたかった“捨て方”とは?

 こんな方もいました。 「たくさんの子供服がどうしても処分できない」

そう言う彼女は経済的にも余裕があり、育児ストレスの解消もあって、高い子供服をバンバン買っていたそう。 なんとかフリーマーケットで売りさばいたそうですが、手間もエネルギーもかかって処分を決めました、 でも、「ただ捨てるだけ」はどうしてもできないと言います。まだきれいだし、高かったからもったいないし、思い入れもたっぷり。とはいえ、売るエネルギーはありません。

shutterstock_178403975

あれこれ方法を提案したのですが、彼女がその中から選んだのは「途上国への寄付」でした。 寄付といっても、送れるモノの条件は厳しく、指定のサイズの箱に入れるなどいろいろめんどう。海外への送料も自分持ちで、一箱3000円弱かかるのです。 それなのに、彼女は嬉々としてその方法を選びました。 もったいないと口では言っていても、ほんとに大切に感じていたのは、金銭的なことだけではなかったということ。自分の思い入れがあるモノが、誰かに大切にされ、使い続けられるということが、彼女の心に響いたのです。