2019.08.04
生活していく中で、絶えず生み出されるのが「ゴミ」です。
毎週のゴミ収集日には、特に何も考えず、袋一杯のゴミを出している!なんて方も多いのかもしれませんね。
しかし近年は、「ゴミを出す」のにもお金がかかる時代です。
また環境のことを考えても、「ゴミを減らす」ことが大切だと言われています。
環境を守ると共に、経済的なメリットも生まれるのが「ゴミを減らす」というアクションです。
そこで今回はゴミにかかるコストを減らすためのテクニックを紹介します。
■ゴミ袋のサイズを一つ小さくしてみる
一般家庭から出るゴミを処分するために使われるのが、ゴミ袋です。
「使用するゴミ袋が、自治体で指定されている」なんてケースも増えてきています。
この場合、指定ゴミ袋を購入し、「有料でゴミを処分してもらう」ということになります。
特に何も意識していない場合、ゴミ袋は「大サイズ」を選択しがちです。
一つのゴミ袋にたくさんのゴミを詰められますし、「大は小を兼ねる」なんて諺もあります。
「小さなサイズを選択して、もしも入りきらなかったら……」なんて不安も、「大サイズ」を選択する理由になると言えるでしょう。
しかし「ゴミを減らす」ことを意識するなら、あえて「一つ下のサイズ」へと切り替えるのがオススメです。
「ゴミの量に合わせてゴミ袋のサイズを選ぶ」のではなく、「ゴミ袋のサイズを決定し、それに合わせてゴミの量を調整する」方向へと意識を切り替えることで、「ゴミ」に対する意識を高めることができます。
これまで何気なく捨てていたゴミも、「これはもっと小さくした方が良い」「リサイクルできるものは積極的に実践する」など、違った視点でとらえることができるでしょう。
■ゴミを減らすコツは、買い物にアリ!
ゴミを減らすためのコツは、実は買い物の段階にあります。
買い物の際には、「食べる」「使う」といったステップを思い浮かべる方は多いことでしょう。
しかし食べ終わったあと、使い終わったあとには、必ず「処分する」という段階を迎えることになります。
「食べる」「使う」だけではなく、「ゴミにするときのこと」にまで目を向けて、「手間がかからない商品」を選択することで、ゴミを減らすことができます。
洗剤などは、「本製品」よりも「詰め替え用」を選択した方が、ゴミを小さくすることができます。
余計な包装も、「しないでください」と一声かけることが、ゴミを減らすコツとなります。
ゴミ袋の容量をワンサイズダウンし、「一度に捨てられる量」に制限を設けることで、こうした意識も持ちやすくなるでしょう。
■「使わずに捨てる」のは最悪のパターン
物が豊富な現代において、「使うかもしれないから、とりあえず購入しておく」という考え方でショッピングを楽しむ方は、決して少なくありません。
どのような経緯で購入されたアイテムであっても、「使いきった状態で捨てる」のであれば、問題はありません。
しかし「なんとなく購入し、なんとなく使いきれないまま、なんとなく処分している」物が多い場合には、少し注意する必要があります。
・食べきれなかったお惣菜
・新製品だから購入してみたものの、香りが気に入らなかった洗剤
・肌に合わなかった基礎化粧品
・流行に乗って購入したものの、使う機会がほとんどない家電製品
日常生活の中で「ゴミ」として処分される物の種類は多種多様です。
その中でも、これらのアイテムは、特に「無駄」になりやすいものだと言えるでしょう。
使わないもの、食べないものは、そもそも購入しなければ、ゴミになることもありません。
せっかく購入したものを、使いきれないまま、食べきれないままゴミとして処分する裏には、「購入」と「処分」それぞれの段階において、お金を無駄にしている計算になります。
普段の生活の中で、「使いきれる分だけ購入する」「購入したものは、責任を持って最後まで使い切り、それから処分する」ことを心掛けるだけでも、ゴミの量を減らすことができます。もちろんショッピングにかかる費用も少なくできますから、節約にもつながりそうですね。
■ゴミの体積は、できる限り小さくしよう!
ゴミ袋にゴミを詰める際に、ポイントとなるのが「ゴミの体積」です。
重さはそれほどなくても、体積が大きいゴミは、それだけでかさばってしまうもの。
小さなゴミ袋を使っている場合、「あっという間にいっぱいになってしまう!」と思ってしまうことでしょう。
こんなときには、ゴミの体積をできる限り小さくすることがコツとなります。
・カットできるものはカットする
・小さくたたんだり、まとめたりする
これらのコツを日常的に実践するだけでも、ゴミの体積は大きく変わってきます。
「いかに小さくできるか」を考えることを習慣化すると、「小さなゴミ袋を使用する」という行動が、快感につながっていくでしょう。
■まとめ
ゴミを減らすためのコツは、さまざまな場所で紹介されています。
リサイクルも、その中の一つです。
すべてを「ゴミ」として束ねてしまうのではなく、「使えるもの」を分類し、適切な処理をすることで、ゴミの量を減少させることができます。
「それはもうやっている!」という場合には、ぜひ今回紹介したコツを実践してみてください。
まず「ゴミ袋のサイズを小さくする」ことで、ゴミに対する意識を変えることができます。
重要なのは、「自分一人」ではなく「家族みんな」で頑張れる環境を作り出すこと!
「ゴミをどれだけ減らせるかな?」なんて、ゲーム感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。子どもたちの、環境意識も育てられそうですね。