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遺品整理に適切な時期とはいつか?

家事

2019.07.29

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少子高齢化に伴い、親の遺品整理をしたいが、人手も時間もないことが問題になっています。
親世代の遺品整理は、私たち子世代にとって、いつかは向き合わなければならない問題です。
その時がきたら、慌てず、感謝の気持ちを込めて対応できるよう準備をしておきませんか?
今回は遺品整理の時期と方法について、ご紹介したいと思います。

<1.遺品整理って結構大変!>

遺品整理とは?と聞かれても、実家の家を片付けて、形見分けをするといったぼんやりとしたイメージしか思い浮かばない方が多いと思います。
確かにそれも「遺品整理」には入りますが、いざ、自分が遺品整理をする段になると、思っていたよりもかなり大変であることに、みなさん気づかれるようです。
もちろん、故人の死後すぐは、大切な人を失った悲しみで、何も考えることができないとは思います。
しかし、葬儀の忙しさに取り紛れて悲しむ暇がなかったという話があるように、人が亡くなると、遺族はすぐに手続きごとに追われます。
役所への届け出、そして同時に遺品の整理です。
遺品は、ざっくりと「遺産」と「遺品」にわけることができます。
「遺産」は、土地や建物、有価証券、貯金など、換金可能なもの。
「遺品」は、それ以外のもの(例えば個人の衣服や写真など)。
遺産はその資産価値を調べ、換金できるものは換金し、名義変更するものは変更し、速やかに相続人に分配する必要があります。
遺産はお金にからむところですから、多少もめても仕方ないとして、故人の写真や服なんて、それほど価値はないし、もめることもないのでは?
と思うかもしれません。
大抵のお家はそうだと思います。
しかし、例えば貴金属は、遺産なのか、遺品なのか、どちらだと思いますか?
遺産なら速やかに換金して、相続人に分配する必要がありますが、故人が大切に身に着けていた貴金属を遺品として受け継ぎたい、と思う人もいるかも知れません。

このように、遺産と遺品を分ける作業さえ、いろいろと大変なのです。
また、故人の家が賃貸の場合、退去をしない限り、無人の家であっても毎月の家賃が発生します。
それが嫌なら、次の家賃が発生する前に処分するものは処分し、引き取るものは引き取って、部屋を明け渡さなくてはならないのです。

<2.遺品整理の時期>

遺品整理をするのに最適な時期、というのはあるのでしょうか?
その答えは「遺品によって変わる」というのが最も近いです。
先ほども言いましたが、遺品の中でも「遺産」は早急に処理する必要があります。
例えば相続放棄の手続きは死後3カ月以内にしなければならず、その判断のためにも遺産の状態を調べる必要があります。
相続税の試算も、遺産の状態がわからなければできません。
遺産ではない遺品の場合は、そこまで急ぐ必要はありません。
前述のように、故人が賃貸物件に住んでいて、早急に部屋を退去する必要があるのでなければ、相続人同士で相談して、都合の良い日に行えばOKです。
一般的には、故人の魂が今生から離れる四十九日、遺族が悲しみから立ち直り元の生活に戻る百か日、1周忌など、故人の関係者が集まりやすい日にちに行うことが多いようです。
ここで注意点を1つ。
「遺品整理は、必ず相続人全員で行うこと」
他の人に一任されたならともかく、家が近いから、一緒に住んでいたからなどという理由で勝手に遺品整理を行ってしまうと「もらおうと思っていたものを処分された!」などトラブルの元になります。
全員で部屋を片付けながら、「形見や再利用品として残すもの」と「廃棄するもの」に仕分けていきましょう。
物資のない時代を生き抜いたお年寄りの方の場合、山のようにモノがあふれていることも珍しくありません。
1人でそれを整理するとなると、膨大な時間がかかってしまいます。そういう意味でも、1人ではなく複数の方がいいのです。
仕分けが終わったら、故人の思い出話に花を咲かせながら、形見分けをしていきましょう。
廃棄するものについては、自治体の指示に従い、ゴミとして処分するか、遺品整理業者や廃棄物処理業者に引き取ってもらいましょう。

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<3.生前整理という方法もある>

ここで、皆さんのご実家の状況をちょっと思い出してみてください。
同居しているならあまり実感がないかも知れませんが、別居していてたまに実家に帰ると、自分たちが子どもの頃から使っていた電化製品や家具をはじめ、下手をすればおもちゃや服などが、捨てられずに置いてありませんか?
人は長く生きれば生きるほど、思い出の品が増えます。
人生の先輩である親世代は、私たちの倍はモノを持っていてもおかしくありません。
古くても、現役で使われていたらいいのです。しかし、多くのモノは、いつか必要になるかもしれない、思い出だから、という理由だけで部屋を占領しています。
こんな風にモノをため込んだまま亡くなってしまい、後に残された親族は、膨大な遺品の山と格闘しなければならない、というケースが増えています。
今は電化製品1つ捨てるだけでもお金のかかる時代。その労力と費用は大変なものになります。
そのため、最近「終活」の一環として、自分が元気なうちに、本当に必要なものだけを残して、後は処分する「生前整理」を行う人も増えてきました。
この生前整理は、本人の了承のもとに行えるので、残される人がとにかくもめなくて済む、というメリットがあります。
そして、時間的な余裕があるので、本人も周りも満足のいく整理が行えるという点もメリットになります。
遺品整理業者の中には、この「生前整理」の相談に乗ってくれ、整理のお手伝いをしてくれるところもあり、「生前整理」で検索すれば、たくさんの業者が見つかります。
たくさんの思い出の品々は、本人の力だけではもう処分しきれないでしょうから、親世代には今こういう方法もあるんだよ、とさりげなく意識させてあげるといいのかも知れません。
すっきりと片付いた家で暮らすことにより、つまづいて転倒する危険性も減らせますし、一石二鳥ではないでしょうか。

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