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怪しい遺品整理業者の見分け方

家事

2019.07.28

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近頃よく聞く「遺品整理業者」。煩雑で時間のかかる遺品の整理をお手伝いしてくれる頼もしい存在なのですが、資格が必要なわけでもなく、業務を始めるにあたって国や自治体のチェックもありません。つまり良心的な業者もいれば中には悪徳業者もいるかもしれません。
今回は悪徳遺品整理業者の見分け方や、業者を選ぶ際の注意点をまとめました。

<1.遺品整理業者とは?>

近頃、単身者の孤独死やゴミ屋敷問題などが社会を騒がせています。
また、格家族化に伴って、都会で暮らす子世帯が、地方にある実家の処分ができないなどの空き家問題や、遺品の整理をしたくても、高齢だったり時間がなかったりで、満足に片付けられない、そんな問題も起こっています。
遺品整理業者は、そんな人たちにとってはまさに救世主のような存在です。
遠方の実家の片付けや処分に困った物品の引き取りに売却、ゴミ屋敷となった家の清掃など、自分や家族の力だけではどうにもできなかった部分を、業者としてのノウハウを活用してサクサク進めてくれます。
日本の社会的なニーズも手伝って、遺品整理業者は年々増え続けています。
2011年には3000件ほどだった遺品整理業者の件数は、2015年には9000件、2017年には10000件を超えるようになりました。
スマホで検索してみると、遺品整理業者が山ほど見つかります。
ちなみに、遺品整理業者は不動産関連会社、マンションの管理会社、便利屋、引っ越し業者、ハウスクリーニンングの会社などからこの業界へ参入した者が多いようです。
清掃や引っ越しなど、業界が持つそもそものノウハウを応用したといったところでしょうか。
ただ遺品整理業者には、業者となるにあたって必要な資格や規制があるわけではないので、「今日から遺品整理業者を始めます」と言えば、誰でも業者になれてしまうという面があり、故人の遺品整理を心からお手伝いしたいという良心的な業者がいる反面、不当に高額な費用を請求したり、いい加減な遺品整理を行ったりする悪徳業者がいるのが現状です。

ですから私たちは、自分たちでチェックを行い、悪徳業者を選ばないようにしなければなりません。

<2.事例:悪徳業者との遺品整理トラブル>

ちなみに、悪徳業者に引っかかってしまうと、以下のようなトラブルが起こるようです。

①高額請求

もっともダメージの大きいトラブルです。見積時には5万円と言われたのに、いざ整理をお願いすると40万円を請求され、拒否すると高額なキャンセル料を取られた、などという話はクチコミサイトなどでよく見かける典型的な例です。
見積時にはできるだけ安い見積もりで契約をさせ、後で解約できないよう恐喝まがいのことをされた、という報告もあります。
また、見積時にはなかった運搬費、車両費、出張費などを別に請求する、予定よりも多い人数を派遣して人件費を要求するなどのトラブルもあります。

②廃棄物の不法投棄

大型家具にしても家電にしても、自分たちで処理できない物品を引き取ってくれる業者は、ある意味ありがたいのですが、それらが正規に廃棄されず、不法投棄されるなどのトラブルが起こっています。

③了承なしの遺品売却・廃棄

遺族が売るつもりのなかった貴重品などを勝手に売却したり、廃棄処分してしまったり、といったトラブルも起こっています。
売却されたものが返ってくる可能性は低く、遺族にとっては思い出の品を失い、悲しい思いを再び味わうことになります。

④作業した部屋の損傷

家具などを運ぶ際には養生といって、壁や柱が傷つかないよう、シートなどで保護するのが一般的なのですが、それをせず、運び出す際に部屋を傷つけられ、弁償もしないといったトラブルが起こっています。

⑤貴重品の盗難

ここまでいくと完全に犯罪なのですが、業者によっては遺族がその場にいないのをいいことに、遺品の中から貴重品をこっそり持ち出す、といったことも実際に起きています。

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<3.悪徳業者にだまされない!業者のチェックポイント5つ>

遺品整理業者にお願いするのはいいけれど、絶対に悪徳業者にひっかかりたくありませんよね。
ここでは、悪徳業者の特徴を5つご紹介します。

①見積もりが甘い

ネットを検索すると、「電話1本で簡単見積もり!」などと、すぐに見積もりを出します、といった業者の広告をよく見かけます。
もちろん電話だけで、ほぼ正確に見積もりしてくれる業者もたくさんあります。
しかし、簡単に説明しただけで、部屋の間取りや内部の様子、遺品の量などを確認もせず、見積もりを出してくる業者は要注意です。

②キャンセル料の説明があいまい

見積もりや問い合わせの際に、キャンセル料が発生するかを聞いてみてください。
はっきり答える、見積書にキャンセル料の記載があるなら、その業者はひとまず安心です。

③見積もりが高すぎるor安すぎる

物には相場というものがあり、それは遺品整理業でも同じです。
一般的には、部屋の大きさにより金額が決まっていて、部屋が大きいほど金額は上がります。
また、ゴミ屋敷や孤独死など、部屋の状況によっても金額は変わります。
その相場を無視した高額な見積もりや、逆に安すぎる見積もりは、業者が健全でないことの証明になります。

④依頼者の要望を無視

業者との話し合いの中で、平日は立ち合いできないので、休日に整理をお願いしたい、故人の大切にしていたものなので、おたき上げなどの供養をしてほしいなど、依頼者側には要望がいろいろ出てきます。
もちろん、絶対に聞けない要望も中にはありますが、全てを頭ごなしに否定する業者は、辞めておいた方が無難です。

⑤遺品整理の業者団体・処分業者の資格がない

法的にはまだ整備されていない遺品整理業界ですが、それを改善するために、一般社団法人「遺品整理士認定協会」という協会ができ、業界の健全育成に努めています。
この協会に所属しており、業務に必要な一般廃棄物と産業廃棄物の処理業許可、家電リサイクル券取扱店舗登録などを持っている業者なら、ひとまず安心です。
業者を探す際、会社のホームページなどでチェックするか、電話で確認しておきましょう。

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