注目のキーワード

注目のキーワード
コピーしました
お使いの端末は
この機能に対応していません

故人がいつも大切にしていた人形は寺社で供養

家事

2019.07.26

181-1

遺品整理の中で、処分方法に困ってしまうのが、故人が生前に大切にしていた人形やぬいぐるみなど。

そのままゴミとして捨てるのは気が引けますし、かといって自分の家にもたくさんの人形があり引き取っても置く場所が…。そんな人形の処分に困っている方へ、その処分方法についてご紹介していきたいと思います。

<1.人形はなぜ捨てにくいのか?>

小さい頃、人形やぬいぐるみと良く遊んだ経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

女の子であれば、人形でもぬいぐるみでも1体くらいはお気に入りがあって、一緒に寝たり、話し相手にしたりすることがあったのではないかと思います。

人形やぬいぐるみは、子ども時代の自分にとって唯一無二の親友!といった時代があったはずです。

大人になり、そこまでの気持ちがなくなってしまっても、人形やぬいぐるみは、「ゴミ」と同列に扱うことはできないモノといった意識を持つ方も多いと思います。

古くから「人形には魂が宿っている」という言われています。

人形に限らず、目・鼻・口のついているものは、安易に捨ててはいけない、バチが当たるなどといわれたこともあるのでは。

実は、この考え方は日本独自のものだそうで、欧米にはこうした概念はないのだそうです。

それだけ日本人はモノに対する愛着が深い民族なのかもしれません。

これこそが、私たちが人形を捨てにくい理由と言えそうです。

遺品整理の際、故人の大切にしていた人形やぬいぐるみが出てくることがあります。

その人形たちは、遺族にとっては故人ほど愛着のあるものではありません。

たとえ引き取っても、人形やぬいぐるみは案外場所を取るため、置き場所に困ったり、そもそも飾れるスペースが確保できなかったりといったケースもあります。

しかし、前述のような思いがあるので、人形はとにかく捨てにくいものです。

故人の人形を処分したいけれど、大切にされていた人形を、持ち主がいなくなったからと簡単に捨ててしまうのには、とても抵抗感がある。

そんな場合に考えてみてほしいのが、「人形供養」という方法です。

181-2

<2.人形供養とは?そしてその方法は?>

人形供養とは、ゴミとして人形を処分するのではなく、その人形に対する感謝の気持ちを自分なりに示したうえで、その後処分するというお別れ方法の1つです。

「ありがとう」「さようなら」をきちんと言った後であれば、人形を捨てるという罪悪感も減らすことができますよね。

ちなみに、人形供養というのは昔から寺社で行われており、当時は安産や子育てを祈願し、それが成就した際、お礼として子どもの代わりに人形を納めたというのがそもそもの始まりだそうです。

その後お世話になった人形を成仏させるという現在のような形も行われるようになりました。

では、人形供養はどうやって行えばいいのでしょうか?

まず、「寺社にお願いする」という方法です。

檀家(だんか)寺に相談してみるのが一番ですが、ネットで調べてみると、人形供養をしてくれる寺社は、全国にあります。
その中には、交通の便が良いところ、郵送を受け付けてくれるところ、自分の希望通りの供養をしてくれそうなところなどがあるでしょう。
その中から自分に合った寺社を選んで申し込み、直接人形を持参したり、郵送したりします。
寺社では、そうして集まった人形にお経をあげ、最後は「おたき上げ」といって焼却処分をすることで供養を行います。
寺社によっては、おたき上げをせずに、そのまま処分することもあるようです。
供養の方法については、寺社によって多少違いがありますし、人形供養にかかる費用も寺社によってさまざまです。
1体からでも引き受けてくれるところから、一定の大きさの箱に入る量なら何体でもOKというところもあります。
費用も昔はお米や農作物などの物納が一般的でしたが、今は1000円~一箱3000~5000円で行ってくれるようです。
人形供養の日に直接寺社に出向いて、式に参加することも寺社によっては可能なようです。

次に「遺品整理業者に依頼する」という方法があります。
遺品整理業者というのは、遺品整理のお手伝いを専門に行う、いわば遺品整理に関するプロです。
その仕事の中で、遺品の供養をお願いされることもよくあるそうです。
ですから、遺品整理業者の中には、そのような供養の依頼を引き受け、提携している寺社に品物を持ち込み、供養してもらっている業者もあるようです。
遺品の中には、人形など含まれていることが多いので、もし遺品整理業者に遺品の整理をお願いする場合は、人形供養をしてくれるかどうかを確認してみてください。
こちらも費用は業者によってまちまちです。
追加料金を取られることもありますし、遺品整理作業の中に含まれていて、実質的に無料で行ってくれるところもあります。

<3.人形供養をお願いする際の注意点>

人形供養を依頼する際は、以下の点に注意して寺社や業者を決めるようにしてください。
①依頼したい人形をその寺社が引き受けてくれるか
寺社によっては、特定の人形しか引き受けてくれないところもあります。
例えばひな人形のみ、五月人形のみOKで、ぬいぐるみはNG、といった具合です。
またガラスケースに入った人形の場合、ガラスケースはNGという寺社もありますので、依頼する際はこれらの点について確認しておきましょう。
②どれだけの量を引き受けてくれるか
1体でもOKか、あるいは何体でもOKなのかなど、引き受ける量も寺社により違います。その点も確認しておきましょう。
③料金体系はどうか
例えば1箱分なら、その中に何体入っていても1箱分の値段というところや、1体増えるごとに料金が変わるところなど、料金そのものや料金体系も寺社により違います。

人形供養を通じて、故人と故人の人形に感謝の気持ちをこめて、人形を送り出してあげましょう。

あなたにオススメの記事

家事テーマ : 【収納・片付け】その他の記事

収納・片付け
もっと見る