・ニット・カーディガン用ハンガー 柔らかい毛糸でできたニットやカーディガンは、ハンガーにかけてもずり落ちてしまい、イライラしたという経験はないでしょうか。ずり落ち防止には、肩の部分にすべり止めシートが付いたものや、ギザギザした形状のものを選ぶようにしましょう。最近ではスウェードのような、マットな質感のものも多く販売されています。 ・パンツ・スカート用ハンガー 折りジワを避けたいのがパンツ・スカート類。これらのハンガーにはいくつか種類があります。 →クリップ式 最もポピュラーなのがクリップ式です。左右のクリップの位置が動かせて、ボトムスのウエストサイズに合わせて使えるため便利です。また、セットアップのジャケットと一緒にかけられるタイプもあるので、少しでも収納を減らしたい方はそちらを選ぶようにしてみて下さい。 →バー式 あまり高さのないクローゼットの場合、クリップ式だとズボンやスラックスが床に着いてしまうということもあります。そんなときにはバー式がおすすめ。ズボンを折り曲げてかけるだけなので簡単に使えます。しかし、長期間バー式のハンガーにかけていると折りじわができてしまうこともあるため、頻繁に使うものに限定した方が良さそうです。 →ズボン吊り式 ズボンの重みを利用してシワを伸ばすことのできるこのタイプは、大きなクリップ型が特徴です。このクリップに裾を挟んで逆さ向きに吊るしておけば、自重によりシワが伸びるという仕組みです。

 

■クローゼット内に住所を決める

様々なハンガーをご紹介してきましたが、洋服に合ったハンガーを使っていても、クローゼットの中が整理できていないと、どこに何が収納されているのかすぐに取り出せません。 そこで意識したいのがクローゼット内で洋服に住所を決めるということです。通勤で使うシャツやスーツ類は左端、冬にしか着ないアウター類は右端、というように、使う頻度の高い順に並べておく方法は、自然とハンガーの形状順に並ぶため、見た目にもきれいでおすすめです。 また、奥行きがあってバーが2段になっているクローゼットの場合は、見えづらい奥側の洋服を把握しにくくなります。その場合は季節によって前後の洋服を入れ替えてみて下さい。1年後に入れ替えてみると、今はもう着ない服が見つかってクローゼット内を断捨離できるというメリットもあります。 いかがでしたでしょうか。大切な洋服を長くきれいに保つために、収納の立役者であるハンガーにもこだわってみてはいかがでしょうか。