断捨離の大ブーム以来、片付けといえば、「モノを捨てる」というのが定説に。取材で捨てられない多くの人と会って感じるのは、みなさん「不器用だな~」ってこと。 いえ、決して非難しているわけではなく、「捨てること」に関しての向き合い方が不器用、と言えばいいでしょうか。 片付け企画でお宅に伺っても、いちばん捨てにくいと感じているモノから手をつけようとしている人がほとんど。 クローゼットの洋服やバッグ、大好きな靴を前にして、「捨てたいんですけど、捨てられないんです」と窮状を訴えます。 いちばん気になってはいるのでしょうが、どうしても捨てられないのは、それだけ思い入れや気持ちが強いということ。 そんな手ごわいモノから手をつけようとしても、絶対うまくはいきません。