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「今すぐ玄関収納を見直せ!」とプロが断言するコロナ禍ならではの理由

家事

2020.08.15

もので溢れ散らかる家…「どこから片づけを始めればいいのかわからない」そんな悩みをよく耳にします。

 

開かずの収納ケース、毎日使うキッチン、はたまた小さな引き出しから…?

 

実際のところ、「ここから始めるのが正解!」という絶対的な答えはありません。なぜなら家庭によって物量が違いますし、物は生活に伴って常に動くので、長続きする片付けの仕組みを考えないと結局元通りになってしまうからです。

 

ただし、収納が苦手な人であれば、“室内で物の置き場がほぼ特定される場所”から手を付けるのも一つの方法です。その代表格が、玄関。収納物のほとんどが外で使うものなので、室内の別の場所に移動する可能性が少なく、玄関だけで片付けが解決しやすいのです。

 

そこで今回は、賢い玄関収納の進め方についてまとめてみます。

 

1.靴の数は今こそ見直し時

コロナによって変わった新様式の生活により、外出の機会が大幅に減った今だからこそ、見直したいのが靴です。

 

以前ならTPOに応じて使い分けができるように、いろいろな種類の靴を揃えておく必要があったかもしれませんが、今はたくさんは必要ないはず。この機会にぜひ、本当に必要なものとそうでないものを分けましょう。なんとなく増えた履かない靴は収納を圧迫するだけでなく、嫌な臭いやカビの原因にもなります。

 

玄関は“家の顔”。清潔で清々しい場所にするために、以下のような靴がないか見直してみてください。

 

  • 長年履いていない靴
  • 気に入っているけれど履いていると疲れる靴
  • 年齢や体の変化で履けなくなった靴
  • どの服にも合わせにくく履くタイミングがわからない靴
  • 子どものサイズアウトした靴

 

2.靴は雑菌の温床になりやすい!

足の裏には背中の5~10倍の汗腺があるとされ、非常に汗をかきやすい部位。靴はその汗を吸収して角質などと混ざりあい、雑菌が繁殖することで悪臭が発生します。

 

普段履く靴はもちろんですが、あまり履かない靴もまた、そのリスクが高くなるのをご存じでしょうか?履かない靴を詰め込んだ普段は開けない収納があるなら、特に要注意。換気が不十分で密集している場所の靴ほど、雑菌の繁殖を繰り返しているからです。

 

ブーツなどはダニの温床になることも。また高温多湿はさらに雑菌やダニの繁殖スピードを早めてしまいます。今の時期にそれを予防するためにも、「詰め込めば入るから」と履かないのに溜め込んでいる靴を手放しましょう。

 

ちなみに、素足で履く機会が多いサンダルは、より雑菌の繁殖が高いと言われています。こまめにお手入れをするか、定期的な交換を検討した方がいいかもしれません。

 

3. あまり使わない場所から見直す

では、玄関のどこから見直しをするか。まずは、高い位置や出し入れが難しく普段は使わない部分からスタートしましょう。

 

収納の基本でもお伝えしたとおり、真っ先にやるのは、中のものを全部出すこと。空気を入れ替える意味でもいったん空っぽにして掃除をし、乾燥させます。

 

きれいになったところに、前述したようなもう履かない靴を除けて、必要なものを戻します。「どれがいらないのかわからない」という方は、必ず履きたいと思う靴からゆとりをもって並べましょう。

 

並べるスペースがなくなった時に残った靴が処分の対象です。どうしても手放せない靴があるなら、「靴ホルダー」で1足をコンパクトに収納したり、突っ張り棒やコの字ラックなどで上下のスペースを区切り、収納数を増やす手もあります。

 

この時避けたいのは、ギュウギュウに詰め込んだり、密封した箱に靴を入れてしまうこと。あまり使わない場所だからこそ、通気性のある収納を心がけましょう。

 

もし靴の数を見直してスペースが空いたら、よく使う靴箱を圧迫している使用頻度の低い靴やケアグッズなどの定位置にできるといいですね。

 

4.普段使いの靴箱の中はシンプルに

次に、普段使いの靴箱の中を見直します。

 

減らす基準は、“たたきに靴が溢れない量”と覚えてください。一度全部たたきに出してみて、すべてに戻る場所が確保できれば、適正量になったと考えていいでしょう。見直してもなお収納から溢れ、たたきに靴がある…という人は、さらにもう一度、要・不要を見直す必要があります。

 

靴の数が適正量になったら、定位置や収納方法を見直します。よく使う場所ほど、この一連の作業がとても大切です。

 

靴は無作為にしまうのではなく、家族ごとに個別の収納スペースを設けます。背が高い大人のものは上部、背の低い子どもの靴は低い位置に…という具合です。

 

どんな動きで出し入れしていて、どこに置くと取りやすいか、家族と実際に手を動かしながら相談して場所を決めるのが理想。より使いやすくすることで毎回の片づけのハードルも下がり、“すっきりとした玄関”への近道になります。

 

片足分の収納スペースでコンパクトに収納できる靴ホルダーは、普段使いの靴箱にはやや不向きです。なぜなら、取り出しに時間がかかり、片づけが面倒になるから。少なくとも、毎日のように履く靴に靴ホルダーはおすすめしません。出し入れがしやすい“ゆとり収納”を心がけてください。

 

5.“あったら便利”が散らかる原因になる!?

鍵、ハンカチやティッシュ、マスクなど…忘れ物をしないようにと、玄関には出かける時の必需品を置きがちです。靴箱の上に物が散らかりやすいと自覚があるなら要注意。

 

“あったら便利”が散らかる原因になりうるので、たとえば玄関に近い部屋の一角に移動するのも解決方法の1つです。玄関が雑然と見える時は、他の場所に置いても問題ないものを探してください。ついずらりと並べてしまう癖を見直しましょう。

 

靴箱の上は物が置きやすい高さのことが多いので、郵便物などを放置しがち。その結果「物を置いていい場所なんだ」と家族も認識してしまい、散らかる原因となります。

 

できれば、棚の上は“少し飾るだけの場所”にして、うっかり置きをしない。これだけで、グッと散らかった印象が減ります。

 

6. 今から使うもの、いざという時のものを最優先

場合によっては、お子さんが外で遊ぶおもちゃ、趣味のもの、アウトドア用品、防災グッズなどを玄関に置いている人もいるでしょう。えてして狭い空間なのに、こういったものはどんどん増えていきますよね。

 

この状況を見てみぬフリをしたまま年数が経つと、どこに何があるかわからず使いにくいうえ、玄関が狭くなり、ゴチャついて見える原因に。ますます手をつけられない状況が悪化してしまいます。

 

子どもの成長や大人の年齢の変化に従って、おのずと必要なものも変化していきます。必ず定期的な見直しを心がけましょう。

 

  • 遊ばなくなったおもちゃ
  • 興味がなくなりやめてしまった趣味のもの
  • 捨てようと思いつつ仮置きしているもの
  • 買い直して複数あるアウトドアグッズ

 

などを見直しの対象に。不用品を処分して空いたスペースに、今から使う予定のもの、いざという時の防災グッズ、ストック品などを収納し、いつでも出し入れできるようにしておきましょう。これも、今だからこそできる大切な見直しではないでしょうか。

 

7.今すぐ見直したい玄関収納のまとめ

ここまででお伝えした玄関収納のポイントは以下のとおりです。

 

①外出の機会が減っている今こそ改善のチャンス

②靴は雑菌、カビ、ダニのリスクがあり不衛生

③あまり使わない場所から見直しを

④よく履く靴は“定位置決め”と“ゆとり収納”が必須

⑤お出かけグッズの置きすぎに注意

⑥“今から使うもの”を常に意識しアップデート

 

「ただいま!」と帰宅して最初に入る玄関がすっきりしていると気持ちも上向きになるもの。毎日出入りする家族全員が使いやすくなるように、さっそくこの週末に整理してみてはいかがでしょうか?

 

文/瀧本真奈美

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