2019.09.26
私たちの日々の生活を、より豊かに、そして便利にしてくれるのが、各種小型家電です。家の中を見渡してみると、非常に多くの家電に囲まれていることがわかります。
普段から利用している数が多いということは、家電製品が故障し、処分する機会も多いということになります。「ちょっと面倒だな」「どう処分すれば良いのかわからない」なんてネガティブな気持ちから、放置している方はいませんか?
正しい知識を身につけて、スッキリ処分してみましょう!
■小型家電とは?
小型家電の処分方法について迷ったときには、まず小型家電に含まれる製品について知るところからスタートしましょう。小型家電の種類は、非常に多岐にわたるもの。以下はその一例となります。
・携帯電話
・スマートフォン
・パソコン
・デジタルカメラやビデオカメラ
・ドライヤー
・オーブントースター
・電気カミソリ
・電源アダプタ
処分に困る家電製品と聞くと、エアコンや冷蔵庫など、大型の家電を思い浮かべる方も多いことでしょう。しかし家電リサイクル法が施行されて以降、新製品購入時に、旧製品を引き取ってもらう仕組みも浸透しています。「処分方法がわからずに困る……」なんてケースも少なくなっています。
一方で、大型家電以外の家電製品については、どのように扱うべきなのか、わかりづらいと語る方も少なくありません。次は、小型家電の具体的な処分方法についてチェックしていきましょう。
■小型家電リサイクル法について
小型家電の処分に関連する法律は、小型家電リサイクル法です。家電リサイクル法に次いで施行された法律で、「大型の家電以外についても、積極的にリサイクルを推進していきましょう」という目的で作られました。
とはいえ、通常の家電リサイクル法と比較すると、小型家電リサイクル法の認知度は、まだまだそれほど高くはありません。ここには「小型家電リサイクル法の対象となっている品目や収集ルールは、自治体によって異なっている」という事情が関係しています。
つまり小型家電のリサイクルについては、全国一律で実施されるルールが存在しているわけではありません。自分が住んでいる自治体のルールを確認して、正しく処分することが求められます。もちろん自治体レベルでの広報は行われていますが、全国レベルのアピール活動と比較すると、やはり影が薄くなってしまうものかもしれませんね。
多くの自治体が小型家電リサイクル法の対象としているのが、以下のような品目です。
・携帯電話
・スマートフォン
・デジタルカメラ
・デジタルビデオカメラ
・携帯ゲーム機
自治体は、回収専用ボックスを設置したり、資源回収と同様にステーション回収を行ったり、イベント回収を行ったりしています。
ゴミを減らし、小型家電の中に眠る資源を有効活用するためにも、使えるものはリサイクルに回すことが重要です。まずは自分が住んでいる自治体において、どのような小型家電が回収対象になっているのかチェックしてみましょう。自治体からの配布物や、ホームページで確認することができます。
もし自分が処分したいと思っている製品が、リサイクル対象に当てはまっていれば、自分にとって利便性の高い回収方法を選び、該当場所まで運んでください。
■リサイクル対象外の小型家電は?
小型家電の中には、リサイクルの対象になっていない製品も少なくありません。このような製品については、どう処分するべきなのか悩む方も多いことでしょう。
リサイクルの対象品目になっていなければ、やはり各自治体からのアナウンスに従って、ゴミとして扱う必要があります。いわゆる「燃えないゴミ」に分類されますが、どのように回収・処分されているのかは、自治体ごとに異なっています。
燃えるゴミと同様に毎週決められた曜日に回収している自治体もあれば、有料の回収袋を購入し、自分自身で決められた施設まで持ち込まなければならないようなケースもあります。こちらについても、自治体ごとのルールを確認するところからスタートしましょう。
■不必要な小型家電を処分してスッキリ!
私たちの生活にとって身近な小型家電だからこそ、故障した製品が自宅に溜まっていきやすいという特徴があります。「処分するのが面倒だから」という理由で、ついつい倉庫の中に放り込んでしまう……なんて方も多いのではないでしょうか。
小型とはいえ、家電はかさばるもので、不必要なアイテムを処分できなければ、倉庫や収納スペースを圧迫してしまうでしょう。「調べたり、聞いたりするのは面倒だな」と思う気持ちもわかりますが、家の中から不必要な小型家電が消えれば、きっと空間全体もスッキリさせられるはずです。ぜひ実践してみてください。
■まとめ
小型家電リサイクル方法により、小型家電の中にも、適切に回収し、新たな製品としてよみがえるものも増えてきています。
とはいえどのような品目がリサイクル対象となっており、どのような方法で回収されているのかは、各自治体によってルールが異なっています。処分について悩んだときには、まずはお住まいの自治体のルールを確認するところからスタートしましょう。
リサイクルできるものはリサイクルに回し、回収対象になっていないものは、不燃物として適切に処理する必要があります。後回しにするのではなく、適切な方法で家の中をスッキリさせてみてくださいね。