2019.03.25
食器洗いって面倒ですよね。シンクにいっぱい積もった食器を見て、溜め息をつくママも多いはず。先日、反響を呼んでいたのは「食器を楽しく洗うコツ」という話題でした。世間の人はどのような工夫をして、食器洗いを行っているのでしょうか?
食器洗いに“こりごり”なママたち
相談者は、3人きょうだいの育児に追われているママ。「食器洗いが面倒くさい」と不満を明かしています。いくら洗っても子どもが汚れた食器を持ってくるそうで、「もう“こりごり”!」とお手上げ状態。「楽しく食器洗いができればいいのに…」と漏らしていました。
面倒な食器洗いで苦しむママに、共感の声が続々と寄せられています。「私も食器洗いが嫌い。他の家事と比べても、変わり映えしないし面倒くさい」「服の洗濯は、『シミや匂いが取れる』という達成感がある。でも食器洗いには達成感がないから退屈」「せっかく洗った食器も、次の瞬間には汚れてますよね。やるせない…」などの悲鳴が。
食器洗いの手間を減らすため、「汚れた食器は水に浸けておく」「家族に対して『食器はすぐ洗って』と声をかける」「とにかく汚れの落ちやすい洗剤を使う」といったアイデアが上がっています。食器洗いを楽しくこなすには、どうすればいいのでしょうか?
音楽を聴きながら食器洗いをすると楽しい!?
世のママは楽しく食器洗いをするため、様々な趣向を凝らしているようす。中でも多かったのは“音楽を聴く”という意見で、「私が聴いているのは宇多田ヒカルさんの『光』。食器洗いをしているPVだから、自分を重ねると楽しくなる!」「運動会でよく流れる『天国と地獄』も、競争している気分になれるしおすすめ。気づいたら食器洗いが終わってます(笑)」などの声が。ちなみに音楽を聴く際は、「スピーカーだと水の流れる音で掻き消えるから、無線式のイヤホンを使うといいよ」とアドバイスも寄せられていました。
“音楽を聴く”以外にも「飴を食べて、舐め終わる前に洗いきるのを目標にする」「動画を見ながら洗うのはもはや鉄板だよね」「お気に入りの曲を歌いながらやってるよ。終わった後に『まだ歌いきれてない!』と逆に名残惜しくなる…」「脳内で実況をしてます。全部洗いきったタイミングで『ゴール』って叫びたくなります」「シンデレラの気分に浸って食器洗いをする」といった工夫が多数。
一方「そもそも食器洗いが楽しい」という人も見られました。これといった工夫をせずに「食器を決まった場所に戻すとスッキリする」「頑固な汚れを落としきると気持ちがいい」など、それぞれが“楽しいと思えるポイント”を見出しているそう。
食器洗いに費やす時間は年間「約10日」!?
以前「パナソニック株式会社」が、女性を対象とした「食器洗いに費やす時間とその価値」のアンケートを実施。「食器洗い」にまつわる女性のホンネが明らかになっています。
まずはじめに「食器洗いに費やしている時間」を質問すると、1回あたりの所要時間は「平均19.4分」でした。1日に2回食器洗いをすると、年間では約10日もの時間を食器洗いに費やしていることに。そこで「食器洗いから解放されるなら、1回あたりどのくらいの金額を支払いたいか」を聞いてみると、「平均は2005.4円、年間約146万円」となりました。
また「普段の食器洗いで不満・負担に感じるポイント」については、「面倒に感じる」人の割合が87.1%で堂々の1位に輝いています。次に多かったのは「時間がかかる」の80.0%、3位は「洗う量が多いと憂うつになる」で75.7%。その他多くの不満が噴出していました。
意外と時間を費やしている食器洗い。せっかくなら楽しくこなしたいものですね。
文/内田裕子