2018.07.04
2018.10.02
先日、初めてエアコンのクリーニング業者さんに我が家のエアコン2台(リビングと寝室)をお掃除してもらいました!あまりに鮮やかすぎて写真を撮るのをすっかり忘れてしまったのですが、レポートいたしますね。
プロに教わることになった訳
専門業者に依頼したのがきっかけ
専門業者さんにクリーニングをお願いしようと思った理由は、入居時に設置してからの10年間まったく掃除していなかったので、去年おととしあたりからエアコンの効きが悪いなと感じていたから。
26度設定でも冷風を感じないって相当汚れてるだろうな、と危機感を覚えていました。
いろいろ調べてみたところ、お掃除機能のあるエアコンを素人が掃除するのはかなり難しいよう。(専門業者に頼むとしても追加費用がかかるところが多い)
掃除していない状態で使用すると、加湿器や扇風機と同じ原理で部屋中にゴミやカビを撒き散らして、衛生面はもちろんアレルギーを発症するリスクを考えたら、必要な経費だと判断しました。
そもそもとして、エコ的にもエアコンなんて使わないようにすればいいのでは?と思う気持ちもあったけれど、我が家にはこの夏1歳になる赤ちゃんもいるし、何より私がアトピー持ちのため汗を掻くと症状が一気に悪化してしまうので、思い切って専門業者さんに入ってもらうことを決めました。
いざ、エアコンのクリーニング開始!
約束した日の当日、スタッフさんが3人がかりで来てくれました。
マイスリッパを持参し、ブルーシートを敷いたり養生テープを貼ったりと、準備の段階から何とも鮮やか!
我が家のリビングのエアコンは、ちょうど本棚やおもちゃを置いてあるエリアの真上。
養生してくれるし業者さんも全然大丈夫!と言ってはくれたけれど、エアコンの近くは片付けておいた方が、準備も片付けも楽だし掃除後の埃もより気にせず済むなぁと反省しました。
(全く片付いていない我が家でしたが、作業に支障のあるものはお兄さんたちが鮮やかに移動して、作業後には元通りに戻していってくれました)
プロによるクリーニングの手順
実際のクリーニング手順は、まずエアコン本体の分解から。
脚立に乗って、専用の電動ドライバーで鮮やかにネジを外し、ここまで分解できるのか!というレベルまで丸裸に!(笑)
分解したカバーや部品だけでも、裏側なんて特に真っ黒!!
これらも綺麗に洗ってくれるためお風呂場を貸す必要があるので、洗面器や椅子などのお風呂グッズも気持ち整えておいた方が安心です。
(部品から出た汚れごと、排水溝のお掃除までしていってくれました!)
メインのエアコン内部の汚れを取る作業では、専用の機械で水を流しながら掃除機の原理で汚れや埃を吸引!
全てビニールで覆われ、排出後の水もバケツへと流れるので、部屋が汚れる心配は全くありませんでした。
しかし、この専用の機械から掃除機よりも凄い爆音が!
『赤ちゃん起きちゃうので抱っこする準備していてください』と言われたのですが、全く動じず爆睡し続けてた赤ちゃんに業者さんも私もビックリ!
新生児の頃から上2人の騒々しさの中たくましく育ってきたのだなぁとしみじみしました(笑)
また、掃除機と同じ原理で温風が排出されるため、換気が必須!
効率よく空気を入れ換えるため、リビングとキッチンの窓と玄関の計3カ所をあけておきました。
巨大な掃除機で吸い取ったホコリや汚れた水はバケツに貯まっていくのですが、そのバケツの中身、底が見えないほど真っ黒い水!!
真っ黒のフィルターや汚れた黒水を見るにつけ、こんなエアコンを使っていたのかと思うと身震いがするほどでした(汗)
クリーニング後はどうだった?気になるお値段は?
わずか2時間足らずで作業は完了。気になるお値段は、2台分で2万5200円でした。
お掃除機能の付いているエアコンだと割り増し料金を取られる会社が多いそうですが、こちらの業者はお掃除機能のあるなしに関わらず一定料金。
10分清掃というサービスも付いていて、窓ガラスをピカピカに磨いてくれました!
肝心のエアコンも、バラバラになっていたカバーや部品を鮮やかに元通りに取り付けてくれて、いざ試運転!
お掃除後のエアコンからは、一瞬でクリーンな涼しい風が!設定温度28度で十分涼しく、あっという間に部屋がひんやりしました。
“熱い空気を取り込んで、冷たい風を出す”
この仕組みは、エアコンに限らず、乾燥機でも掃除機でも同じ原理。空気を取り込むフィルターが汚れて詰まっていたら、空気を取り込めないので排出は当然できない。
頑張って排出できたとしても、汚れた空気が吐き出されるため、家中にカビの胞子を撒き散らしているのと同じ!よくアレルギー発症しなかったものだわ。。と怖くなりました。
お掃除をしてくれた担当のお兄ちゃんは、家電量販店のスタッフさん並みに、すごく詳しかった!
今後、なるべく汚れをつけずに効率よく使っていく方法はあるのかな?と思い伺ってみると、たくさんのポイントを教えてくれました!
エアコンを汚れから守る効率的なつけ方とは?
①お掃除機能(クリーンモード)は設定しておいた方がいい
リモコンで簡単に設定できるお掃除機能あれこれ。【内部クリーン】【よごれ見張り】【カビ見張り】など。
せっかくお掃除機能がついているエアコンなのに、私はこれらの機能を全てオフにしてしまっていました。
その理由は、停止ボタンを押した後にも必要以上にエアコンが作動していて、うるさいと感じてしまっていたからです。。
でもその機能はとても大事な働きで、冷風を送るためにエアコン内に残った温風や水分をしっかり飛ばしてから稼働を停止させる必要があるそうなのです!
熱い空気を冷たい風に変換させるため、エアコン内部に残った温風をしっかり冷ますには、暖房モードにするのが一番だそう。でも真夏にそれって現実的じゃない。だから付いているのがこの『お掃除機能』なのだそうです!
稼働させるたびにこれをしっかり働かせて、エアコン内部に水分を残さないことで、カビ予防に繋がり、結果、カビの胞子やホコリを室内に巻き散らかしてしまうことを防げるそう。
また、設定温度を低くすればするほどカビが生えやすくなるので、必要以上に低くし過ぎないこともポイントになるようです。
②使用しない季節はコンセントを抜いておくのが良い
我が家の場合、冬は床暖房を使うので、エアコンは夏しか使いません。
それも、なるべく扇風機でしのぐようにしているので、エアコンを稼働させる時期はほんのいっときです。
オフシーズンの間はエアコンのコンセントを抜いておくことで、
・待機電流のカットによる電気代の節約
・火災予防
に繋がりますね。
エアコンのコンセントを直接抜いてもいいし、ブレーカーに『リビング・エアコン』といった項目があれば、それを落としてしまうのが確実!
我が家は10年間ずっと差しっぱなしにしていました。。なんてもったいない!
③お手入れはこまめに!
お掃除機能のあるエアコンであれば、作動させておくこと。そうでないものであれば、フィルターのお掃除をまめにすることだそう。
これらをマメに行うことで、カビや汚れの付着を防ぎ、快適な状態で使用できます。
そもそも論として、『お掃除機能なんてない方がいい』んですって!!
この機能がついたエアコンは、もともとの値段も高いし、クリーニングをお願いすると高くなる。それだけ複雑な仕組み、ということで、業者が掃除を行うとしても分解が必要で、このように大掛かりな作業!
確かに、入居したとき(10年前)に取り付けたエアコン1台分は、当時の価格で200,000円。
お掃除機能のないエアコンは今でも販売されていて、100,000円程度なんだとか!
それだけ作りも単純ということだから、壊れにくく長持ちするし、フィルター掃除などは素人でも対応しやすいそう。確かに…納得!
『家電はすぐに新しい機能のものが開発されるから、購入時点で最新の機種を買うのが賢い買い物』とすら思っていましたが、どの製品にも当てはまるわけではないのですね。
“高度な機能が付いている家電=コストパフォーマンスの良い商品”とは一概には言えないんですねー!!
④頻繁に『運転』『停止』の操作をしない
どんな家電でも、電源を入れた直後が最も電力を消費しますね。
自転車をこぐときもそうですが、こぎ始めというのは一番力がいるもの。
エアコンについても然りで、運転ボタンを押した直後、暑い部屋を涼しくするまでには、かなりの電力を消費しているでしょう。
電源を切るときも、お掃除機能(クリーンモード)を設定していると、停止ボタンを押した後にもしばらく稼働して色々頑張ってくれています。
当然ながら、実際の冷風を送る作業そのもの以外にも電力がかかっている、ということ。
だから、一度電源を入れたら、頻繁に電源を切らない方が結果的に節電になるんだそうです!!
目安としては、10時間以上、電源を切った状態が続かないのなら、電源を入れっぱなしにしておいた方がいいんですって!!
これはつまり、暑い部屋を涼しくするために使う電力と切った後のお掃除に使う電力は、10時間エアコンをつけっぱなしにしているのと同じ電力に相当するということ!
(例えば34度の部屋を28度まで下げる労力は、28度を10時間維持する労力と同じ)
実際、これを試した業者さんのお宅では、つけっぱなしにしていた方が電気代は下がったんですって!
10時間というと、朝、出勤するときに消して、帰宅したらつけて、そのまま夜はおやすみモードで稼働させておいて…など、多少の外出のたびに切らない方が良いということですね。
これまで、寝る前には切って、暑くなったらつけて、お風呂や送迎のときにもこまめに消して、とやっちゃってました…
今年の真夏には、さっそく試してみたいと思います!
⑤エアコンは、壊れるまで使って大丈夫!
入居後10年目にして初めて本格的なクリーニングをしてあげることができた我が家のエアコンちゃんたち。
“せっかく綺麗になったのに、すぐ壊れてしまったらもったいない!そもそも寿命ってどれくらい?”と思い聞いてみたところ、『エアコンの耐用年数は10年ほどと言われているが、壊れるまで使って大丈夫!』とのこと。
毎年、夏の終わりにクリーニングできたら理想だが、2〜3年に一回でも十分、と。
冬の間についても、敢えて稼働させる必要はないけれど、久しぶりに使うときは電源を入れて試し運転をさせ、変なにおいや異音がしないかどうかチェックすれば問題ないそうです。
まとめ
以上、我が家のエアコンクリーニング体験記でした。
それにしても…業者さんは各家庭に入って様々な種類のエアコンを見ているからか、とても詳しく、どんな質問にも即答してくれました!
家電量販店のように、必要以上に買い替えを勧められずに済み、本音を伺えたことが私にとっても勉強になりました。
あとは、せっかく綺麗にしたエアコンたちが寿命を迎えてしまわないことを願うばかり!
どーしたって時間も手も足りない超ワンオペ育児。
仕事の合間をぬって自分で掃除をする手間や労力(+プロほど綺麗にはならない)に比べたら、必要経費をお支払いして短時間で鮮やかに仕上げてもらう方が絶対にいい!と改めて実感しました。
『タイムイズマネー』!!
一生懸命働いて、自分じゃなくてもできないことは、お金で時間を買う。気になる方は、ぜひお近くの業者さんに問い合わせをしてみてくださいね!
CHANTOママライター/ささきけいこ