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市販品を焼くのは手料理じゃない!?日本人の家事は“手間の美徳”に縛られている

家事

2020.05.14

2020.05.15

 

「好きな家事ファースト」でハードルを下げる

──竹内さんは海外在住経験もあり、外国で暮らしている友人も多いですが、日本で生活して仕事をしている人たちを見ていて、「もっとハードルを下げてもいいのに」と思うことはありますか?

 

竹内さん:

「きちんとしていない自分」を受け入れて、他者を非難する気持ちをなくしたらもっと楽に過ごせるのかなと感じています。自分にも、他人にも、もっと優しくできたらいいなと思います。

 

「日常のハードル」って、誰かに決められたものというよりは、無意識のうちに身についてしまった感覚に基づいて、自分で設定してしまったものだと思うんです。

 

本当はもっと低く設定してもいいのに、「手を抜くことは悪」と思い込んでしまっているせいで、そもそもハードルを低く設定するという選択肢が出てこないんですよね。だから「これでいいや~」と思える寛容さを、自分に対して持てるようになるといいのかなと。

 

そのためにも、他者の批判を気にしなくなることは大切だと思います。同時に、他者に対して「あの人きちんとしてない、そんなの変だよ」と非難しないことが大切だと感じています。

 

──思い当たる節が多くて、耳が痛いと感じる人も多そうです……。ちなみに、竹内さん自身も日常生活でハードルを上げてしまうことはあったりするのでしょうか。

 

竹内さん:

どちらかというと、最近はハードルを下げっぱなしです!(笑)

 

例えば、食器は全部食洗器使用可のものを使って洗う手間を省いています。自動化できる家事はとにかく機械に任せて、徹底的に手を抜くようにしていますよ。

 

ただ私は日本の暮らしも大好きなので、自分が好きな部分は「日本の高いハードル」基準で暮らしています。

 

例えば私は食べることが好きなので、夕食はおかずを複数作ります。食事を作る作業は、仕事モードからオフモードへの切り替えにもなるので、私にとっては気分転換のひとつです。

 

でも締め切り前で忙しい日は、罪悪感なくインスタントやお惣菜を食べます。例え連日冷凍うどんの日があっても「アッ、今私忙しいんだな!」という現状認識にとどめて、「もっとちゃんとしなきゃいけない」という自責の念は意識して持たないようにしています。

 

──できなかったことを責めるのではなく、現状認識にとどめるというのがポイントですね。

 

竹内さん:

思ったようにできなかったときに、自分を責めないのが一番大切だと思います。できないのが当たり前というか、そもそもそんなにきっちりしなくてもいいのかなと。

 

きちんとできた日は「今日の私は調子がいいな!ラッキー!」と思うようにしています。きちんと過ごすことそのものを目標にするというより、機嫌よく過ごせる日を増やすことを目標にして生活できるといいですよね。

 

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