2019.12.23
突然ですが、「オムレツ」と聞いてどのような料理を思い浮かべますか? 最近SNS上では“オムレツの定義”について議論が交わされていました。実はオムレツは、世代によって思い浮かべる姿が違うようです。
具入りオムレツの呼び方は“ミートオムレツ”!?
オムレツと言えば卵料理の代表格。しかし連想する料理は様々で「中にひき肉が入ってるオムレツこそ本物!」といった声もあれば、「オムレツといえば中に何も入ってなくて形がキレイな玉子焼きだよね」という声も上がっています。どうやらオムレツは“具入り派”と“プレーン派”でイメージが分かれる様子。
はじめに“具入り派”の意見を見ていくと、「中身は家庭によってそれぞれだと思う。うちのオムレツには玉ねぎとミンチが入ってる」「中に何も入ってないのはただの“玉子焼き”では? じゃがいもと玉ねぎ、ひき肉を入れて作るのがオムレツでしょ」などの見解が。
一方で“プレーン派”からは、「具が入ったオムレツってあんまり見たことない」という声が多数。「何も入ってないのが『オムレツ』で、中にひき肉が入ってるオムレツは『ミートオムレツ』って呼んでる」「レストランで頼んだオムレツが中に何も入ってないものだったので、私の中のオムレツは“具ナシ”です」といった声が上がっていました。
今でもオムレツの隠れファンは多い!
オムレツのイメージが分かれた理由は、家庭でオムレツを作る機会が減ったことが原因なのかもしれません。ネット上には「オムレツといえば昭和の家庭料理ってイメージがある。最近はオムレツ自体をあまり見かけなくなったし…」「小さい頃はよくオムレツが食卓に並んでたのに、大人になってからはほとんど見ない。卵焼きで済ましちゃうな」といった考察が寄せられています。
しかし「今でも具入りオムレツを作ってる」という人も少なくありません。「巷ではオムレツを見かけなくなってきたけど、我が家ではレギュラーメニュー。特に子どもは喜んで食べてる」「オムレツはパパッと用意できるし、食べごたえも十分だからよく作ってるよ」などの声も上がっていました。
具入りオムレツを作っている人の中には、「私と子どもはオムレツの定義が違う。子どもはプレーンタイプを『オムレツ』と呼ぶけれど、私にとっては具入りなのが『オムレツ』です」という人も。もしかするとオムレツのイメージは、世代によって全然違うのかもしれませんね。
冷凍スパゲティを使った「時短オムレツ」
“具入り派”と“プレーン派”だけでなく、パスタを入れた“ネオオムレツ”も。今年11月に放送された『新説! 所JAPAN』(フジテレビ系)では、料理研究家・リュウジさん直伝の「オムレツパスタ」が登場。コンビニなどで買える「冷凍スパゲティミートソース」を使った、お手軽レシピをご紹介しましょう。
まず温めたスパゲティミートソースへ、卵2個を入れて混ぜます。卵を2個使うとマイルドすぎる味わいになるため、アクセントとしてコンソメ(小さじ2/3)とこしょう(適量)を投入。次はフライパンにオリーブオイル(大さじ1)を入れ、フライパンへスパゲティミートソースを流し込みます。
加熱する際はフライパンを傾けて、中火~弱火で片面だけをじっくり揚げ焼きに。斬新な調理法に驚きますが、本場イタリアでは余ったパスタをオムレツにしているそう。最後は皿へひっくり返すように盛りつければ完成です。
「最近は見かけなくなった」との声も多いオムレツですが、たまには昔懐かしの味わいを堪能してみてくださいね。
文/古山翔