スポンジが汚くなったら“皿用”から“シンク用”へ格下げ


「キッチンスポンジ選びで重視することはなんですか?」と質問。20代女性では上の年代に比べ、「価格(コスト)」を重視する傾向が高くなります。また30代・40代の女性は「泡立ち、泡もちのよさ」や「長持ちするかどうか(丈夫さ)」「価格」が他の年代に比べて高いので、“安いものを長く使いたい”という心理がありそうです。一方で年代が上がるほど「サイズ、大きさ」「かたさ、弾力性」「持ちやすく握りやすい形状」が上昇し、コストよりも品質や機能性を重視。高齢層には“簡単に捨てるのはもったいない”精神があるとも考えられます。

 

 

スポンジのお手入れについて、「キッチンスポンジを衛生的に使うために、気をつけていることはありますか?」と聞きました。すると半数近くの人が「使用後、よくしぼって水気を切っておく」と答えて第1位に。しかし、より効果的な「使用後、水洗いして汚れや洗剤を落とす」や「使わないときは乾きやすいところに置いておく」と回答した人は3割強に下がります。ほとんどの項目で女性が男性を上回り、特に「洗うものや場所によってスポンジを替える」では男性(23.5%)と女性(37.7%)の差は14.2%。女性の年代別では、高齢層が基本的な対策をよく実践しているようです。

 

最後に、キッチンスポンジの使い方やこだわりを自由回答で教えてもらいました。安価なものを使い捨てる人と、多少高価でも長持ちするものを好む人の両極に分かれています。衛生面へのこだわりでは、食器用が汚れたらシンク用へ格下げしたりするという回答も。「ほぼ毎日」替えているという潔癖な人がいる一方で、「交換のタイミングがわからない」と迷う声も聞かれました。

 

■調査概要


調査対象:DIMSDRIVEモニター3877人


調査期間:2019年5月10日~2019年5月24日


調査機関:インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ『DIMSDRIVE』実施のアンケート「キッチンスポンジ」

 

文/原田美咲