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<2.酵素の多い食物3種>

私たちの身体にとって、とても大切な酵素は今、常時不足の危機にあります。


それを補うために、酵素を多く含む食品を調べてみました。 ①フルーツ類


昔から酵素の多い食品として知られているフルーツ類。特に、生で食べられるフルーツは酵素の宝庫。ぜひ毎日の食生活に取り入れましょう。


その中でも特にオススメなのが以下のフルーツです。 キウイフルーツ:


タンパク質分解酵素を多く含むので、肉料理を食べたあとに食べるのがオススメです。


酵素が豊富に含まれている食品は、同時にビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれているものが多いのですが、キウイもビタミンC、Eを多く含むので、美肌効果も期待できます。 バナナ:


とにかく消化の良い食品として、離乳食などにも使用されるバナナですが、アミラーゼ消化酵素を含み、酵素の栄養源である食物繊維も多く含んでいますので、整腸作用、脂肪燃焼作用、代謝促進効果も期待できます。 パイナップル:


タンパク質の分解を助けるブロメラインという酵素を含んでいますので、キウイと同様、肉料理の後に食べると効果的です。他にも食物繊維やカリウムなども含んでおり、炎症を抑え、胃潰瘍など胃腸の損傷を抑制する働きもあります。 ②野菜類


野菜類も酵素を多く含む食品の1つです。 大根:


大根はデンプンの分解を助けてくれる消化酵素アミラーゼを含んでいます。魚や肉などを食べる時、大根おろしとして一緒に食べるのがオススメの食べ方です。 きゅうり:


きゅうりは脂肪の分解を助けてくれるホスホリパーゼという酵素を含んでいます。つまり脂肪を燃焼しやすくしてくれる食品なのです。ダイエットには最適!ということですね。 緑黄色野菜:


緑黄色野菜も酵素豊富なことが知られています。にんじん、小松菜などはカロテンを多く含むことで知られています。 ③発酵食品


納豆やキムチ、ヨーグルト、チーズなどの発酵食品も、酵素が多く含まれている食品です。納豆は脂肪・タンパク質を分解する酵素が含まれており、キムチは酵素だけでなく、乳酸菌も含んでいるため、酵素と乳酸菌の相乗効果が得られます。


<3.酵素が多い食材の上手な取り入れ方>

前述した酵素の多い食物ですが、酵素を多く含んだまま取り入れるのにはコツがあります。 ①加熱をしない


一般的に、酵素は熱に弱いと言われています。48度では2時間、50度では20分、53度の時には2分で、酵素は死んでしまう(効力を失う)と言われています。


もちろん全ての酵素がそうではありませんが、加熱は酵素の働きを無くしてしまうことが多いということを覚えておいてください。 ですから上手な酵素の摂り方としては、「生で食べられるものは生で食べる」。これが一番です。


フルーツはもちろん生で食べることが多いので問題ないと思いますが、大根などは煮てしまうより、大根おろしとして食べるのがオススメです。


野菜類はサラダにして食べるのがオススメです。にんじんなど、生で食べるのはちょっと…、と思われるものはフルーツと一緒にスムージーやジュースにしてしまうことで、抵抗感をなくすことができます。 ②酵素を増やす食物繊維も一緒に摂る


食物繊維は酵素ではありません。しかし食物繊維は腸内の酵素を生み出す、腸内細菌のえさとなる栄養素です。つまり酵素を増やしてくれるものなのです。


食物繊維の中で、水溶性食物繊維を含む、昆布やわかめなどの海藻類、サトイモ、オクラなどのネバネバ系の食べ物などを積極的に摂りましょう。 ③酵素ドリンクやサプリメントも考えてみる


酵素の多い食品は、生で食べるのが一番よい方法ですが、毎日毎日生野菜やフルーツを食べるのはムリ!という方もいらっしゃると思います。


仕事や子育てに忙しい人ほど、本当は酵素が一番不足しているのですが、むしろそういう人ほど、自分のことを後回しにしてしまいがちですよね。


そんな時は、手軽に酵素が摂れるサプリメントを活用するのがオススメです。


ドリンク、カプセル、錠剤など、いろいろなタイプのものが販売されているので、自分のスタイルに合ったサプリを取り入れてみてください。