21-2

 

■スマート家電は音声で指示するだけ

最近、さらに進化していて音声で集中コントロールすることも可能になっています。家電をインターネットにつなげる必要があるのですが、コントローラーとなるマイクに音声で指示すればその通りに家電を制御してくれます。 この機能はもともとはスマートフォンなどに搭載されて、音声の指示でアプリを立ち上げたり、指定した相手に電話を掛けたりしていたものですが、ついに家電をコントロールできるようになりました。 これはスマートスピーカーと呼ばれるもので、多くのメーカーから発売されています。日本ではAIスピーカーとも呼ばれますが、CM等でもよく見かけるようになっていますよね。 スピーカーですから音楽の再生はもちろんですが、インターネットの検索なども音声で行えます。これはスマートフォンやタブレットでも搭載されていた機能ですが、要はディスプレイが音声を認識できるスピーカーになったもの、と考えることができます。もちろん、検索した情報は表示することができないので、音声での読み上げということになります。 今までは、いくつもの家電のリモコンを操作していましたが、これがあれば対応している家電のリモコンは必要なくなりますし、リモコンを探す必要もありません。夜間に照明がなくても簡単に操作ができるのです。 もちろん、電気をつけたり消したりも音声の指示でできるので、動く必要もありません。 問題があるとすれば、音声による指示なので、誤認識ということがあるということでしょうか。カーナビでも目的地を音声入力できますが、きちんと認識してくれない場合はイラっとしてしまうこともあるかもしれません。


こういった問題もありますが、認識の精度は以前と比べても格段によくなっています。似たような言葉に関しては、なるべくハッキリと認識しやすく話す必要はでてきますが、これは日常の会話においても大切なことかもしれません。

■まとめ

スマート家電は家事を楽にしてくれるツールですが、家事をまったくしなくてよいというものではありません。また、災害等で停電となった場合など、まったく動かなくなってしまいます。そうあることではありませんが、万が一のそういったトラブルも考えておくべきかもしれません。


とはいえ、スマート家電によって暮らしがよりエコで快適なものになることは、間違いないと言えるでしょう。