22-2

 

■食洗機を使用するデメリット

食洗機にはメリットもあればデメリットもあります。もちろんデメリット以上のメリットがあるからこそ食洗機を利用するわけです。 まず、食洗機を導入するにあたっては、ビルトインタイプのシステムキッチンであれば問題ありませんが、卓上(据え置き)型の場合は、スペースが必要になるという点です。 キッチンの状況にもよりますが、食洗機を置くスペースがなければ設置自体が難しくなります。 また、ブレーカーの容量によっては専用のコンセントの設置も考えなければなりません。電子レンジなどもありますし、キッチンは思った以上に電気を必要とします。もちろん電気代を含めランニングコストが必要になります。 食洗機はランニングコストを懸念する方も多いのですが、使用法を工夫すればコストを抑えることができます。乾燥機能を使わなければ電気代はそれほどかからないのです。


というのも、乾燥はドライヤーを当てているのと同じです。ドライヤーはかなり電力を消費しますよね。そのドライヤーを30分もずっと使っていれば電気代がかかるのは当然です。


ですから、乾燥を自然乾燥にすれば多少の手間はかかりますが、消費電力をグンと抑えることも可能なのです。 食器との相性があるというのもデメリットとなりそうです。食洗機では食器の形によってはきれいにセットできなかったりしますし、洗い残しが出ることもあるのです。 食洗機内のトレイにきちんと収納できない食器など、使っている食器によっては手洗いが必要になるので、残念ながら手間は変わらない場合もあるのです。和食器などは形が不揃いであることも多く、食洗機には向いていないものも多いのです。


また、専用の洗剤を使用するということもあり、その洗剤が少々高いというのもあります。しかし、普及率が高くなったことで洗剤も以前と比べて価格は下がってきています。


一般の洗剤が使えるとよいのですが、それだと泡が立ちすぎるため故障の原因となってしまうので、泡立ちの少ない専用の洗剤が必要になるのです。

■まとめ

食洗機にはいくつかのデメリットもありますが、使い方次第ではデメリット以上にメリットが大きくなる、便利な家電です。一度使ってみればそのメリットも実感できるのではないでしょうか。