2022.05.14
お祝い事やちょっと特別な日の食事にぴったりのローストビーフ。これまでホテルのビュッフェや惣菜売場で買ってきて食べたことはあっても、自分で作ったことはないという方は多いのではないでしょうか。家でもうまく作れるのか、面倒なことはないかなど、未知の世界ですよね。
でも、このレシピなら初めての方でもフライパンひとつで、簡単に作ることができます。
作り方は、下味をつけて表面を焼いたらアルミで包むだけです。いくつかポイントがあるので、チェックしていきましょう。
まずは、肉が冷たい状態では中心部まで火が入らないので、冷蔵室から出したらしばらく置いて常温にすること。
次に、肉の表面をレシピの時間通り焼くこと。焼き過ぎは厳禁です。焼けたらすぐにアルミホイルと布巾で包んで1時間ほど置き、じっくり中まで火を入れます。
これで理想的な、ピンク色の柔らかい食感に仕上がります。
ソースは、醤油とみりんにわさびを加え、ピリッと仕上げます。和食の代表的な調味料で作る馴染み深い味がローストビーフによく合いますよ。
アルミで包んで中までじっくり火を入れる
材料
- 2〜3人分
- 牛塊肉(ももやサーロイン)
- 約350〜400g
- A|塩
- 小さじ1
- A|粗びき黒こしょう
- 適量
- オリーブオイル
- 大さじ2
- (ソース)
- みりん
- 大さじ2
- しょうゆ
- 大さじ1
- わさび
- 適量
作り方
1. 牛肉は焼く前に冷蔵室から出して常温にする。夏場は30分くらい、冬場は1時間くらい前に出しておく。
2. 肉の表面に水分が出てきた場合はキッチンペーパーなどで拭きとる。焼く直前にAを全体にすり込む。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、②を入れる。各面(6面)を2分ずつ焼き、最後に一番面積が広い面を下にして弱火で2分焼く。全体が焼けたら二重にしたアルミホイルで包み、さらに布巾などで包んで、できれば温かいところで約1時間休ませる。

4. ソースを作る。耐熱容器にみりんを入れてラップをかけずに電子レンジ600Wで1分加熱する。しょうゆとわさびを加えて混ぜ合わせる。
5. ③を食べやすい大きさに切って器に盛り、④をかける(薄切りにした方が食べやすいが、その場合は冷蔵室で少し冷やした方が切りやすい)。マッシュポテトやいんげんなど(各適量、分量外)を添える。
料理・スタイリング・撮影/田頭志保 文/田川志乃