■小さな子供と一緒に作る料理

2歳くらいの小さい子供が親と一緒に料理を作りたがることがよくあります。小さい子供と一緒に作る料理は簡単で衛生的なものが望ましいです。 簡単なものにラップおにぎりがあります。ラップにごはんを包んで丸めておにぎりにするという簡単メニューです。食材に直接手が触れないので衛生的です。 おにぎりを素手で握ろうとすると大人でも難しいという方がいるのですが、ラップに包むと簡単に丸められるようになります。親がラップに適量のご飯をのせて、子供の思うままの形に握らせてあげるとよいでしょう。 可能であればおにぎりに使う具材も子供に選ばせるとよいですね。子供が苦手な野菜などがあれば細かく切ってから具材として混ぜる体験をさせてあげると食べるようになるケースもあるそうです。 幼児にあたる年齢の子供が楽しんでできることは混ぜる、ちぎる、丸める、つぶすといった動作です。 意外なところではきゅうりの海苔あえも2歳くらいの子供向きのメニューです。人数分のきゅうりをちぎった海苔とひとつまみの塩、適量のごま油と米酢であえるという簡単なレシピですが、子供が好きな動作がつまっています。 きゅうりをあえる前にまな板に置いて棒でたたくという下ごしらえの動作は、小さな子供が大好きな動作です。 海苔をちぎる動作も紙をちぎる感覚で楽しんでくれます。下ごしらえした具材をボールの中で混ぜる動作は子供の得意とするところです。 小さな子供と料理をする際は、その年齢の子供が好きな動作のあるレシピを選ぶとよいでしょう。 普段料理をすると食材を洗う、食材を切る、調理器具に入れる、ガスコンロのスイッチを入れる、箸でつかんでとる、見栄えよく皿に盛り付ける、配膳するなど多くの作業が伴います。 お手伝いできる料理が少ない時期は、普段料理をする際に無理なくできる作業を分担してあげると、自然に料理への好奇心と自信が養われるのではないでしょうか? みなさんもぜひ子供と一緒に、楽しく料理をしてみてください。