“ひと煮立ち”って何分煮込めばいいの?


続いて“火に関する常識”もチェック。市販のカレールーなどには、しっかり作り方が記載してありますよね。しかし、他にも大切なポイントが存在しているよう。番組では、カレーを正しく煮込むために“フタをするのはNG”とアドバイスしています。

 

料理研究家の浜内千波さんによると、「カレーを煮込む時にフタはしません」と解説。実はパッケージに書かれている水の分量は、“蒸発量”まで計算されています。浜内さんは「フタをしてしまうと、蒸気が逃げない分だけ水っぽくトロトロになりにくい」「美味しくなくなる!」と注意していました。意外と知らない人も多いので、是非参考にしてみてはいかが?

 

また意外と紛らわしいのが、“とろ火”や“ひと煮立ち”などの表現。とろ火は弱火よりも小さく、「コンロでつけられる最小の炎」で煮ることです。対してひと煮立ちの火加減は「煮汁を沸騰させて30秒程度」。時間が短いと味に偏りが出てしまうため気をつけてください。逆に時間が長ければ、風味が失われる原因にも繋がります。

 

“料理の常識”を改めて知った視聴者からは、「ひと煮立ちって沸いたらOKじゃないんだ…」「“とろ火”って聞いたことはあるけど、火加減をイマイチ知らなかった」「ちゃんと理解しておけば、さらに美味しく料理が作れそう!」といったコメントが寄せられていました。