2019.04.20
何が緊張するって、お姑さんに手料理をふるまうことほど緊張することってないですよね。
いや、べつに張り合う気なんて全然ないんですけど。
近頃のお姑さんは、とってもお嫁さんに優しいとも聞きますので、面と向かって「マズい」と言われることはないと思いますが、それでもヘタな料理を出したくない、ちゃんと料理ができる嫁だと思われたい気持ち、よくわかります。
そこで、今回はお姑さん受けする「おもてなし料理」について考えてみました。
1.これだけは外さない!「好き嫌い・年齢・タイプ」
世におもてなし料理と言われるものはたくさんあります。
しかし全ての料理が万人受けするわけではありません。
嫌いなもの・食べられないものが入っている料理なら、味付けがどんなに美味しくても、やっぱり食べる気になりませんよね。
ということで、姑へのおもてなし料理を考えるとき、絶対に確認して欲しいのが、「姑の好き嫌い」です。
好きなものは何か、家でよく食べていたものは何か?
必ず夫に確認しましょう。
息子である夫がそういうことに疎く、姑の好みを全く知らない場合もあります。
そんな時は、もうダイレクトにお姑さんに聞いてもいいでしょう。
嫌いなものを出してイヤがられるよりましですし、気を遣ってくれていると思ってくれますよ。
また、お姑さんの「年齢(年代)」も考慮しましょう。
40代のお姑さんなら、和食よりは華やかな洋食の方が好きでしょうし、70代のお姑さんなら、やっぱり食べなれた和食をメインにした方が喜ばれます。
また、若い世代ほど料理の見た目にこだわり、インスタなどを意識した「映える」料理が好まれますが、世代が上がれば上がるほど、そのような「映える」料理には「味の方はどうなの?」と心の中で突っ込まれます。
そのあたりも考えて、何でもかんでも「おしゃれ」にする必要はありません。
そして最後に考慮するのが「お姑さんのタイプ」。
あなたのお姑さんは、どんな人ですか?
バリバリ仕事をしているお姑さん、家事や趣味に没頭しているお姑さん、色んな方がいらっしゃいます。
彼女たちの生活を考えたときに、どんな話題が好きで、どんなことをすれば喜ぶか、それを考えてみて下さい。
そうすれば、どんな風に食卓を演出すればいいか、どんなテーマでお料理を出せばいいかが分かります。
料理って、要は相手をどれくらい思いやっているか、なんです。
2.タイプ別!お姑さん受けおもてなし料理
①女子力高い系お姑さんには美容食!
最近の50、60代の女性って本当にきれいですよね。
肌のお手入れも欠かさないし、運動だってちゃんとしている、そんな女子力高い系のお姑さんには、美容にと健康に良い、女子力高い系メニューなどいかがでしょうか?
コラーゲンたっぷりの鳥鍋
<材料:2、3人前>
鶏ひき肉:200g
鶏軟骨:150g
豚肉(バラ):200g
卵:1個
長ネギ:1本
しょうが:30g
片栗粉:少量
白菜:1/4カット
しいたけ:4枚
その他えのき、にんじん、ほうれん草などお好みで入れて下さい。
鶏ガラスープ(鶏ガラスープの素を溶かしたものでOK)
①白菜は芯の部分を切り、葉と葉の間に豚バラ肉を挟んでミルフィーユ状態にします。
②鳥軟骨は細かく刻み、ひき肉と混ぜ、すりおろしたしょうがとみじん切りした長ネギを加えて粘りが出るまで混ぜ、片栗粉を加えて混ぜたら一口大の大きさの団子状にします。
③鍋の周りにミルフィーユ白菜を詰め、真ん中に鳥団子を置き、鶏ガラスープを入れて火にかけます。
④鳥団子に火が通ったら完成。
コラーゲンは豚バラ、鶏軟骨、鶏ひき肉に含まれており、これは全部スープに溶け出します。
ですので、最後はご飯と玉子で雑炊にしてスープまで残さず頂きましょう。
これで一日分のコラーゲン(5,500mg)を取ることができるそうです。
このうんちく付きでおもてなしすれば、女子力高い系お姑さんは絶対喜んでくれますよ。
ぜひ美容談義に花を咲かせてください。
②孫LOVE!なお姑さんには孫のお手製!
おばあちゃんにとって、孫は特別可愛いものらしいです。
なんでこんなに可愛いのかよ?という歌も昔ヒットしていましたものね。
そんな孫LOVEなお姑さんには「孫のお手製」という強力な武器を思う存分使ってしまいましょう。
例えば材料を切るのを手伝ってもらう、混ぜてもらう、盛り付けをしてもらう、なんてことだけでも小さな子どもは喜ぶし、「これ、僕(私)がつくったんだよ!!」と勝手に自慢してくれるので、孫の成長を目の当たりにした(大げさ)お姑さんの目には涙が浮かぶかも…。
選ぶメニューとしては、ちらし寿司なんかどうでしょう。
手巻き寿司も、おばあちゃんの分を子どもに巻いてもらうなどの演出ができますよね。
いろどり華やかちらし寿司
酢飯:3合 だし巻き玉子(甘口):卵6個分(先に作って粗熱を取っておく)
サーモン:適量
きゅうり:適量
マグロ:適量
ボイル海老:適量
ゴマ、大葉:適量
のり:適量
①ごはんを通常より固めに炊き、熱いうちに酢を混ぜて酢飯を作る。
②だし巻き卵、サーモン、きゅうり、まぐろは角切りにする。
③酢飯にごまを混ぜ、お皿に入れたら、その上に刻んだ大葉を乗せ、その他の材料を彩りよくちらす。
④最後にのりをちらして完成。
見た目がカラフルで華やかなので、ぜひ大皿に盛って取り分けて食べて下さい。
③いつも明るい、宴会大好きお姑さんにはホットプレート料理!
気さくで朗らかで、美味しい物や美味しいお酒が大好きなお姑さんには、小料理屋のように一品一品をちまちまと出すよりは、豪快に大皿にドーンと出して、自分も一緒に飲み食いできるようなメニューが喜ばれるのではないでしょうか。
お酒やビール、ワインなんかもたくさん用意して、ワイワイいいながら長時間食べていられる、ホットプレートを使ったメニューなんてどうでしょう。
ホットプレートdeチーズフォンデュとアヒージョ
好きな野菜(ブロッコリー、にんじん、じゃがいも、なす、かぼちゃなど)
好きな魚介(いか、たこ、白身魚)
好きな肉類(ウインナーなど)
好きなキノコ類
:すべて適量
バケット:適量
チーズソース
市販のフォンデュ用チーズソースがあればそれで、なければカマンベールチーズにワインを入れてレンチンで溶かし、こしょうをふって耐熱皿ごとホットプレートへ乗せる。
アヒージョソース
耐熱皿にオリーブオイルを入れ、鷹の爪(1本)、塩(小さじ1)、ニンニク(1片)を入れてホットプレートへ乗せる。
①好きな野菜をゆでるなどして、火を通しておく。
②バケットは一口サイズ、その他のものも串に刺しやすい大きさにカットする。
③野菜、バケット、肉類をホットプレートに置き、温まったら、好きなソースにつけて完成。
子どもも一緒に食べるなら、チーズのワイン、アヒージョの鷹の爪は少な目にして下さい。
<まとめ>
今回は、お姑さんが喜ぶおもてなし料理ということで、お姑さんのタイプ別に、おもてなし料理を考えてみました。
初めての手料理はとても緊張すると思いますが、ぜひこのアドバイスで、お二人の仲がますます良好になることを願っています!