半日ほど常温で置くと旨味がアップ!

同番組では“貝柱の取り方”や“鮮度の見分け方”だけではなく、“砂抜きの方法”についても取り上げていました。一般的に“砂抜き”は塩水が入ったボウルに浸けるイメージですが、貝専門店では「バット」を使用。

 

ボウルに入れるとアサリが重なってしまうので、上のアサリが吐いた砂を下のアサリが吸ってしまうそうです。そのためバットなどの平たい容器に塩水を作り、アサリが重ならないように並べていくのがベスト。さらに新聞紙をかぶせたり暗い場所に置いておけば、通常より砂を吐きやすくなりますよ。

 

アサリに関する様々な豆知識が登場しましたが、味をより美味しくするためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。延田さんは、「半日ほど常温で置く」ことをすすめていました。

 

基本的にアサリは常温の場所だと“瀕死”の状態になるため、“このまま死にたくない”とパワーを溜めていきます。そしてこのパワーが、「コハク酸」という旨味成分を引き出す結果に。ちなみに延田さんによると、「(常温保存で旨味が増すのは)科学的に立証されてる」とのことでした。