2019.11.15
卵を使った料理は無数にありますが、都道府県によっても個性が分かれるよう。今年10月に放送された『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)では、ユニークな卵料理が続々と登場していました。
ラーメンを玉子とじにするとウマい!?
同番組は全国各地の卵料理をランキング形式で発表。どのメニューも美味しそうでしたが、まずは3位にランクインした「玉子とじラーメン」をご紹介しましょう。
卵好きが絶対にハマるといわれる「玉子とじラーメン」は、愛知県名古屋市周辺の住民が愛してやまないメニュー。スープが大量の玉子とじで覆われていて、細麺をすくい上げるとトロトロの玉子が絡みついてきます。
2位のナポリタンと卵がマリアージュした「鉄板イタリアン」も、愛知県民の定番料理。
調理風景を見てみると、はじめはスパゲティナポリタンをいつも通り作るよう。でも、ナポリタンができあがったらそのままフライパンで焼き、鉄板に盛りつけて周りに溶き卵を投入します。湯気がモクモクと上がる激熱ナポリタンの完成です。
栄えある第1位に輝いたのは、石川県で親しまれている「ハントンライス」。
一見ふわふわの卵に包まれたオムライスのようにも見えますが、オムライスの上にはシーフードフライがのっています。さらにケチャップとタルタルソースがかかっていて、絶妙な一体感がクセになる一品。
ちなみに「ハントンライス」という名前の由来は、ハンガリーの「ハン」とフランス語でマグロを意味する「トン」から。
市販のシーフードフライで「ハントンライス」に挑戦!
番組終了後、卵料理トップ3を見た人からは
「卵とラーメンの組み合わせは反則級の美味しさ。でも溶き卵でとじたことはなかったな」
「アツアツのナポリタンと卵を鉄板で食べるなんて粋だね!」
「ハントンライスって名前は聞いたことがあるけど、名前の由来は初耳。まさかフランス語が混じってるとは…」
といった反響が。
さらに番組では「ハントンライス」のレシピも紹介されていました。
作り方はいたってシンプルで、まずはケチャップライスをつくる工程から。マーガリンをひいて加熱したフライパンに、刻み玉ねぎを入れてじっくり炒めます。続いてご飯200gとケチャップ大さじ1と1/2を投入。ご飯にケチャップを馴染ませたら、塩・こしょうで味を整えてください。
オムライスにのせるシーフードフライは、市販の冷凍白身魚やエビフライをひと口サイズにカットするだけでOK。それぞれの調理を終えたあとは、いよいよ玉子作りに取り組みます。
加熱したフライパンでマーガリンを溶かし、混ぜた卵2個分を入れましょう。あとは焼きあがった卵の上にシーフードフライをのせてから、ケチャップライスに盛りつけ。ケチャップとお好みのタルタルソースをかければできあがりです。
オムライスに抱える理想と現実のギャップ…
オムライスの上にシーフードフライをのせた「ハントンライス」が1位に輝きましたが、世の中の人が普段どのようなオムライスを作っているかも気になるところ。
カゴメ株式会社は今年1月に“オムライスに関する意識調査”の結果を公開しました。
「チキンライスを卵で包むタイプ」「チキンライスに卵を乗せるタイプ」の2択で、“実際に作っているオムライスは?”と質問。多かったのは61%を占めた「チキンライスに卵を乗せるタイプ」でした。しかし“作りたいオムライスはどちら?”と聞いたところ、63%の人が「チキンライスを卵で包むタイプ」と回答しています。
また「オムライスを作るとき、どのようなことに苦手・不満と感じますか」とヒアリング。その結果、40.6%が「卵が破れてしまう」と苦手意識を明かしました。ほかにも「卵がふわふわにならない」「見た目がきれいにならない」といったお悩みが。
調査の結果から、オムライス作りが苦手な人は多いことがわかりました。気を配るポイントが多い卵料理ですが、挑戦してみれば新しい味わいに出会えるかも?
文/河井奈津
参照/カゴメ株式会社「オムライスに関する意識調査(カゴメ)」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000013801.html