2019.10.18
バタバタしがちな朝は調理にゆっくり時間をかけられないもの。10月に放送された『幸せにしてあげるわよ~女王が教える目利きワザ~』(フジテレビ系)では、朝食に活かせる様々な調理テクニックを特集しました。
トースト女王が伝授する“食パンを美味しく焼く裏ワザ”
番組には500種類の食パンを制覇したトースト女王・青木たかこさんが登場。食パンをより美味しく食べるための“目利きワザ”が紹介されています。
まず取り上げられたのは「トーストに合う食パンの選び方」。青木さんいわく、原材料に使われている油脂をチェックするのがポイントだそうです。
食パンによってはマーガリンやショートニングといった油脂が使われていますが、トーストに最適なのが「バター」。パンを焼いた時にバターの香りを楽しめるため、ワンランク上の仕上がりを実現できます。また成分表示は配合量が多い順番で書かれているので、バターが先に書かれているものほどトースト向きです。
もう1カ所見るべき場所が“商品のパッケージ”です。パッケージ部分に“こんがり焼かれたパンの絵”が描かれているものはトーストに最適。買い物に行く際は、食パンの成分表示を見るようにしてみてください。
続いて食パンを“美味しく焼く裏ワザ”が登場しました。食パンの表面を「田」を書くように切り込みを入れてから焼くと、耳の内側にも熱が入りサクサクな仕上がりに。さらに後塗りのバターが染み込みやすくなり、味わいも格段にアップします。ちょっとしたひと手間なので、忙しい朝でも気軽に調理できるはず。
しょうゆを先に入れるだけ!?“極上卵かけごはん”の作り方
トーストの他に注目されたのは、朝食として食べられることの多い「卵かけごはん」。卵農家の熊野智子は、卵に関するマメ知識を披露してくれました。
はじめに紹介してくれたテクニックが“卵の選び方”。卵は賞味期限だけでなく、「産卵日」が記載されているものを選ぶのがおすすめです。産卵日から日が浅い卵を選べば、より新鮮なものをゲットできますよ。
また熊野さんは「料理に合わせて卵のサイズを変えてください」とコメントしていました。サイズによって卵白や黄身の量が異なるため、選ぶ卵によって料理の仕上がりが変化します。例えば卵をふんわりとさせたい時は卵白が多い大きなサイズを選ぶのがベター。“卵かけごはん”は、黄身の割合が多いS~Mサイズを選ぶといいそうです。
最後に“極上卵かけごはん”の作り方を紹介。
まず白飯にしょうゆを加えてからよくかき混ぜてください。あとは卵を入れて米に馴染ませるだけで準備完了。米がしょうゆでコーティングされるため、卵の味が引き立ちます。とてもお手軽な下準備に驚く人が多かったようで、「先にしょうゆを入れるだけでいいの!?」「こんなに簡単なら明日の朝から始める」などの声が上がっていました。
“パン派”と“ご飯派”はどっちが多いの?
朝食は“パン派”か“ご飯派”にわかれますが、実際はどちらの方が割合として多いのでしょうか? 以前マイボイスコム株式会社が実施した「朝食に関するアンケート調査」では、「朝食に飲食するもの」の割合が明かされています。
第1位に選ばれたのが70.6%の「パン類」で、次いで50.1%の「ご飯類」がランクイン。“ご飯派”よりも“パン派”の方が約20%も多い結果になりました。ちなみに3位以降は、「牛乳」「果物」「ヨーグルト」「コーヒー、コーヒー系飲料」などの飲食物がラインナップ。
次に“朝食の頻度”を尋ねたところ、毎日摂取している人は全体の9割弱です。反対に“朝食を食べない”と回答した人も少数いるようで、「時間がない」「おなかがすかない、食欲がない」「前日に食べすぎ・飲みすぎ」「食べる習慣がない」「少しでも長く寝ていたい」といったコメントが寄せられていました。
朝食の献立がマンネリ化している人は、トースト&卵かけごはんの調理術を参考にしてみてはいかが?
文/内田裕子
参照/マイボイスコム株式会社「朝食に関するアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000007815.html