2019.08.07

隣の家が「ゴミ屋敷」になりそうならすべきこと

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本来なら、お隣の家の中がどんなに散らかっていようと、整理整頓ができていなかろうと、そんなことは自分たちには関係のないことです。

ただ、その「散らかっている」のレベルがゴミ屋敷寸前にまでなってくると話は変わってきますよね。

隣の家について、庭にいろいろな物やゴミが大量に置かれるようになるなどゴミ屋敷になりそうな兆候が見られるようになったらすべきことについてまとめました。

■隣の家がゴミ屋敷だとどんな悪影響があるのか

まず、隣の家がゴミ屋敷になるとどんな悪影響があるのかを考えてみましょう。

・ゴミによる悪臭

生ゴミなど腐る物を捨てずに溜め込んでいる場合、ひどい悪臭が問題になります。
春から夏の気温が高くなる時期は特に物が腐りやすく臭いもひどくなるため、ゴミ屋敷の周囲の家々では窓を開けて換気することが難しくなったり、洗濯物を外に干せなくなったり、通勤・通学途中も臭いに悩まされたりといった形で影響が出ます。
自分の家やその周辺について消臭できるよう頑張っても、原因となっているゴミが無くならない限りは臭いも完全に消えません。
物理的にシャットアウトするのが難しいのでトラブルの原因にもなりやすいです。

・害獣・害虫の発生

こちらも生ゴミに関連していますが、ゴミ屋敷には害獣や害虫が発生する可能性がかなり高いです。
例えばゴキブリやハエ、ネズミなどは、生ゴミに含まれるエサを求めてゴミ屋敷にどんどん集まります。
ゴミ屋敷の敷地から出ないならまだ良いのですが、こうした害獣や害虫ほぼ確実に周囲の家々にも入り込みます。
ゴキブリやネズミなどが家に侵入してくるだけでも生理的に無理!という方も多いかと思いますが、被害はそれだけにとどまりません。
こういった害獣や害虫は汚いゴミの中を歩き回っているためとても不衛生な存在です。ばい菌などをあちこちへばらまいてしまいます。

また害獣・害虫の糞などは、人によってはアレルギーになったり、喘息等の発作が起きる原因になったりもします。小さなお子さんや体の弱い方がいるご家庭では特に注意が必要ですね。
一見すると自宅から駆除できればそれでいいように思えますが、ゴミ屋敷という大きな発生源がある以上、一度駆除してもまたすぐに入り込まれてしまいます。やはりこちらも、悪臭問題と同様に根本的な解決が必要です。

・火災や家屋倒壊などのリスクが高くなる

庭だけではなく家の中にもゴミがたくさん集められている場合、火災が起きたり、ゴミの重量で家そのものが崩壊してしまったりといったリスクも高くなります。
ゴミの中にスプレー缶やカセットコンロのボンベなどが混ざっていると、夏場など高温になった状態で爆発、周囲のゴミに引火して火災が発生する恐れがあります。

また、ゴミ屋敷に住んでいる人がなんらかの形で火を使っているときに不注意から燃え広がってしまう可能性も十分考えられます。
普通の家よりも燃料になるものがずっと多いので、リスクもその分跳ね上がるのです。

また、純粋に集めたゴミの重さにその家の建物が耐えきれなくなり、床が抜けたり壁が倒壊したりするリスクもあります。
本など重い物を集めていると特にその危険性が高くなります。
火災や家屋の倒壊は、お隣をはじめとした近所の住民みんなに迷惑がかかることです。
しかもいつ起きるかがわからないので、常に不安を感じながら過ごさなければなりません。精神的な負担もとても大きくなるはずです。

 

■たとえゴミでも隣の家の敷地内にある物は勝手に処分できない!

さて、こんなに多くの迷惑を周囲にかけるゴミ屋敷ですが、その敷地内に溜め込まれているたくさんのゴミについては、その家に住んでいる人以外が勝手に処分することはできません。
ゴミ屋敷のゴミは、そこに住んでいる人の所有物であるためです。他人が所有権を持つ物を勝手に処分することは法律で禁じられているのです。
周囲の人たちから見れば明らかにゴミである物でも、当人にとっては必要な物、大切な物だと主張されることはよくあります。
勝手に処分してしまうと法的な責任を追及される可能性もあるので、断りなくゴミを捨てることは絶対しないようにしましょう。

佐藤 千尋

佐藤千尋
宮崎県のライターで執筆歴は3年。家事歴10年の経験を活かして、皆さんに役だつ情報を提供できれば幸いです。