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■食品グレードのクエン酸の使い方

ここまでは食用ではないクエン酸を使ったお掃除をご紹介しましたが、食品グレードのクエン酸であれば毎日の食事作りにも役立ちます。 まずクエン酸は酸味を有していますのでレモンの代わりに使うことができます。 焼酎にクエン酸を入れたり、ハチミツと混ぜてレモネードにしてもよいでしょう。 クエン酸そのものを味わうのではなく、調味料として使用する方法もあります。 さつまいもやじゃがいもといった芋類は煮崩れしやすいですが、煮るときにひとつまみのクエン酸を加えるだけで煮崩れを防ぐ効果が期待できます。さらに彩りもよくなります。 ごぼう、里芋、山芋などはぬめりやえぐみを含む野菜です。調理する前にクエン酸溶液に30分程度つけておくと ぬめりとえぐみが取れてキレイな色に仕上がります。 この場合のクエン酸溶液は水1lにクエン酸小さじ1を溶かしたもので OKです。 唐揚げにレモンをかけるのが好きな方は粉のクエン酸を振りかけると程よい酸味がつきます。水に溶かすとレモンや酢の代用品として使えますので、酢の物などを作る際にクエン酸を使用してみましょう。 クエン酸は100mlの水に小さじ1を溶かすと一般的な酢と同じ酸度になります。 クエン酸は掃除にも食事にも役立つ優れたアイテムです。ぜひ活用してみてください。